ソムリエ・ワインエキスパート試験合格後のお勧めの勉強・活動

こんにちは。WBSの前場です。

2023年度のソムリエ・ワインエキスパート試験も終わり、WBS生の皆様の頑張りのおかげでたくさんの合格者を出させていただきました。

まだゆっくり休みたい、という方もいらっしゃると思いますが、すでにもう次の学習を始めた、という人もいらっしゃると思います。

 

もちろん学習のペースも、何を学習するのかも他人と比べるものではありません。

ですが、せっかくWBSで学習してくださっているのですから、できれば未来につながる学習がいい、成果が出やすい学習がいいというところもあるでしょう。

逆にいうと「こういう学習をすると成果が出づらい」、というものもありますが、これについては経験があるぶん僕はある程度の分野をアドバイスすることができます。

 

今回は、特にソムリエ・ワインエキスパート試験に合格して、次に何をしようかと思案している方にお勧めの学習の分野や、お勧めのスキルについて解説します。

部分的にクローズコンテンツになりますが、それでもかなり参考になるところもあると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

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【合格後】ソムリエ・ワインエキスパート試験受かった後、なにするか?

生産者の学習

おそらくWBSで試験勉強をずっとされた方ですと、試験あるあるの、とある傾向をつかんでいると思います。

それが

「試験勉強って生産者のことはなにもやらないよな・・・」

ということです。

 

おそらく教本を開いても生産者の情報は極端に少なく、ボルドー、ブルゴーニュ、日本で少し触れているくらいに感じるはずです。

だから試験勉強をして合格をしても、生産者の情報は極めて少ない人は多いでしょう。

 

ですが、世の中のワインファン、特にマニア系のワインファンは試験勉強の知識よりも生産者の知識の方に嗜好がある人も多いです。

例えばソムリエバッチをしてソムリエとしてお客様と話をすると

「○○ワインの生産者はどこが好きですか?」

などと生産者の話をふられることもあるはずです。

 

ところが生産者の勉強はしていないし、でもバッチをしているしでなかなかきつい状況になります。

するとお客様は「この人ソムリエバッチしているのに何も知らないな」という顔をされてしまい、恥ずかしい思いをするのです。

これ、何を隠そう僕の体験談で、もちろん僕以外にも多くのソムリエが駆け出しのころに経験をする一つの洗礼のようなものでしょう。

 

生産者の学習については、極端な話、各生産地域に3つ4つくらいでいいですし、最初のうちは高級生産者、有名生産者だけで大丈夫です。

逆にブルゴーニュやシャンパーニュの場合はそれこそ生産者名、本拠地、生産している銘柄まで、覚えられるまで覚えるのも悪くはありません。

 

ただし経験上、特にブルゴーニュ、シャンパーニュのマニアは攻撃的な人も多く、生産者の話になるとマウントを取られたり、浅い知識だとあからさまに下に見られることもあるかもしれません。

WBS生様には嫌な思いをしてほしくないので、あらかじめ事前情報として知っておくのもよろしいかと思います。

 

特定の地域を深ぼる

個人的なお勧めは「特定の地域を深ぼる」です。

別にどこでもいいのですが、ブルゴーニュやシャンパーニュなどのすでに多くの人が深ぼられた地域よりも、まだほかぼっている人が多くはない地域や国がお勧めです。

フランスであれば南西地方やアルザス、ラングドックはワインの品質も高く、価格も安く、かつ、まだ深ぼられていない地域ですのでお勧めです。

 

「まだ深ぼられていない」というと、いやそんなことはない、お前が知らないだけだと怒られてしまうかもしれません。

ですが、比較をするとボルドーやブルゴーニュに比べると極端に情報は少なく、あってもわかりづらいか、キャッチーさに欠ける情報であることも多いはずです。

 

例えばイタリア、ピエモンテ州バローロではMGAという追加地理言及というクリュの概念が発達してきています。

本来はずいぶん昔からあったのですが、日本ではなじみが薄く、ウェブでの情報も少なくうつるでしょう。

 

現在ウェブでは簡単に日本語に翻訳する機能がありますから、例えば海外の検索エンジンでサイトを探し出し、これを翻訳します。

自動翻訳ではまだ限界がありますから、修正して、わかりやすくかみ砕いて記事にすることで早い段階で知られるようになります。

 

料理の勉強

何度も口を酸っぱくして言っていますが、日本のワイン界はソムリエ、ワインエキスパートともに料理が弱い方が多いです。

エクセレンス試験のコーチをしているからわかるのですが、上級試験を受験される方でも苦手な方が多いです。

言いづらいのですが、表面的に伝統料理とその地方のワインの組み合わせは分かっていても、その料理の材料とか調理法がわかっていないので薄っぺらいペアリングに聞こえてしまうのです。

 

お料理については

・地方料理

・最新の料理(ミシュランの動向など)

・食材(部位まで)

・調理法の特徴

 

などは押さえておきたいところですが、これに加えてフランス料理であれば代表的なソースも必ず押さえておくべきです。

 

ソムリエであればフランス料理のシェフとの会話で料理の話をすることは多いはずです。

そんな時にオランデーズソースとベアルネーズソースの違いがわからないとシェフはあなたとは絶対におなじ目線では話をしません。

調理法であれば、例えばアロゼの意味が分からないと「こんなことも知らないでソムリエやっているのか」と思われるはずです。

 

ワインエキスパートであれば、ワインの知識を持つことでレストランのシェフやソムリエと会話をすることも増えるはずです。

自身が主催するワイン界を開くこともあるでしょう。

そんな時にもっと活躍できるよう、料理は表面的なペアリングだけでなく、できる限り広く深く勉強することをお勧めします。

 

ここからはクローズコンテンツになりますが、これらの学習をしたところで発揮する場所がなければ宝の持ち腐れです。

得た知識を披露する場所として、いくつかの情報発信の方法と、成果が出やすい発信方法をご紹介します。

 

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