ソムリエ・ワインエキスパート試験を受験される方向けに、過去に出題された二次試験テイスティングワイン・飲料を一覧で表記しています。
受験生の皆様にとって、最も気になるのはぶどう品種と生産国でしょう。
参考程度になりますが、これをグラフでも確認しておきましょう。
個々の数値を覚えて実際の試験の判断材料にするのはお勧めはできませんが、それでも視覚ですと全体像を理解しやすいと思います。
ここでは2011年から2024年までの資料を検討しています。正直これ以上前の出題を検討するのは合理的ではありません。
また、収穫年についても当てるか当てないかが合否に大きく左右するとは検討しづらいため、部分的に掲載はしておりません。
模範解答について
ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の二次試験の模範解答は、例年、試験翌年の1月にソムリエ協会の会員サイトに一定期間掲載される表示形式になっています。
官能試験の為、模範解答については完全な整合性を担保することは難しく、誰の目から見ても不満の出ない模範解答を提示することは最初から不可能だ、との判断からでしょう。
また、解答を見ても一つ一つ細かく分析をすると矛盾もあるようにとれるところもあり、これが受験生にとって不透明に映るのはその通りでしょう。
そのため、模範解答については文言一つ一つに過敏になりすぎず、全体の傾向をとらえるようにするのが正攻法でしょう。
枝にとらわれ過ぎて前に進めないのはもったいないです。幹をみて、全体像をとらえるようにしましょう。
ソムリエ・ワインエキスパート試験の二次テイスティングの対策講座 テキスト編はこちらをご参考ください→
ソムリエ・ワインエキスパート二次試験 テイスティングワイン一覧と分析
ぶどう品種:白
これを見てお分かりの通り、シャルドネ、ソーヴィニョンブラン、リースリングで8割を超えています。
そのほかの品種であっても出題は限定的であり、ここから検討すると、白ワインについては、出題者側は品種まで当てることを意図として予定していると考えるのが無難でしょう。
ぶどう品種:赤
一方の赤ワインは白ワインに比べてかなりばらけていることがわかります。
10種類以上の品種がまんべんなく出題されている印象です。
この傾向を検討すると、赤ワインについては品種の特定までは積極的には求められておらず、ということは表現方法を踏み外さない、というところに主眼が置かれていると分析できます。
生産国
生産国についてはフランス、アメリカ、オーストラリアで60%を超えていますが、そのほかの国も比較的まんべんなく出題されている印象です。
個別の品種(スペイン:テンプラニーリョ、アメリカ:ジンファンデルなど)の出題でない場合は国名まで当てることを出題側が予定しているとは考えづらいです。
二次試験テイスティング 過去問出題アイテム
ではここから過去10年分の二次試験の過去問アイテムをソムリエ、ワインエキスパートで振り返ります。
これはWBSの生徒様であればないとは思いますが念のため、
・「昨年出題されたから今年は出ない」
・「~の品種は重要そうだから今年出題されそう」
・「~さんが重要といっていたから出題されそう」
こういったブログやSNSなどを見かけることもありますが、すべてノイズなので振り回されないようにしてください。
当たり前ではありますが資格試験であれば本番にならなければ何が出題されるかは誰にもわかりませんし、わかってはいけません。
実際に昨年出題されてもまた今年出題があったなんてこともありますし、不安や期待を過度にあおる文言の裏には必ずなにかしら意図があるものです。
釈迦に説法ではありますが、念のため付言をさせていただきました。
ソムリエ・ワインエキスパート二次試験 過去問・出題ワイン一覧
2024年度
ソムリエ
1 リースリング ドイツ 2021年
2 ソーヴィニヨン・ブラン フランス 2022年
3 シラー/シラーズ オーストラリア 2021年
4 泡盛
5 トウニーポート
ワインエキスパート
1 ミュスカデ フランス 2021年
2 シャルドネ 日本 2023年
3 カベルネ・ソーヴィニヨン アメリカ 2021年
4 サンジョベーゼ イタリア 2020年
5 バーボンウイスキー
2023年度
ソムリエ
1 ソーヴィニヨン・ブラン フランス 2021年
2 マルベック アルゼンチン 2020年
3 メルロ 日本 2018年
4 ドライベルモット
5 スコッチウイスキー
ワインエキスパート
1 ソーヴィニヨン・ブラン チリ 2021年
2 リースリング オーストラリア 2021年
3 グルナッシュ フランス 2021年
4 テンプラニーリョ スペイン 2017年
5 ジン
2022年
ソムリエ
1 シャルドネ フランス 2020年
2 リースリング ドイツ 2019年
3 シラー/シラーズ オーストラリア 2020年
4 ピスコ
5 イエガーマイスター
ワインエキスパート
1 ソーヴィニヨン・ブラン ニュージーランド 2019年
2 甲州 日本 2021年
3 カベルネ・ソーヴィニヨン アメリカ 2019年
4 シラー/シラーズ フランス 2018年
5 オー・ド・ヴィー・ド・キルシュ
2021年
ソムリエ
フランス:シャルドネ 2019年
イタリア:サンジョヴェーゼ 2018年
アメリカ:メルロー 2017年
ラム
ヴェルモット
ワインエキスパート
フランス:リースリング 2019年
フランス:ヴィオニエ 2019年
スペイン:テンプラニーリョ 2017年
チリ:カベルネ・ソーヴィニョン 2018年
テキーラ
2020年
ソムリエ
フランス:ソーヴィニョン・ブラン 2018年
日本:シャルドネ 2016年
イタリア:ネッビオーロ 2017年
ホワイト・ポート
ウォッカ
ワインエキスパート
アルゼンチン:トロンテス 2019年
フランス:シャルドネ 2018年
フランス:カベルネ・フラン 2018年
ニュージーランド:ピノ・ノワール 2018年
ラム
2019年
ソムリエ
フランス:アリゴテ 2016年
アメリカ:カベルネ・ソーヴィニョン 2016年
スペイン:テンプラニーリョ 2014年
梅酒
ジン
ワインエキスパート
ニュージーランド:ソーヴィニョン・ブラン 2018年
日本:甲州 2017年
イタリア:サンジョヴェーゼ 2015年
オーストラリア:カベルネ・ソーヴィニョン 2015年
紹興酒
2018年
ソムリエ
アルゼンチン:トロンテス 2016年
フランス:リースリング 2016年
オーストラリア:シラーズ 2016年
マデイラ
カルヴァドス
ワインエキスパート
ドイツ:リースリング 2016年
オーストラリア:シャルドネ 2015年
日本:メルロー 2014年
フランス:グルナッシュ 2013年
ベネディクティン
2017年
ソムリエ
日本:甲州 2016年
オーストラリア:カベルネ・ソーヴィニョン 2014年
イタリア:サンジョヴェーゼ 2014年
オードヴィードキルシュ
ドランブイ
ワインエキスパート
チリ:ソーヴィニョン・ブラン 2015年
フランス:ミュスカデ 2016年
フランス:ガメイ 2015年
アルゼンチン:マルベック 2015年
サンブカ
2016年
ソムリエ
フランス:シャルドネ 2014年
オーストラリア:シラーズ 2014年
日本:マスカット・ベーリーA 2013年
マデイラ
アルマニャック
ワインエキスパート
フランス:リースリング 2013年
アメリカ:シャルドネ 2013年
オーストラリア:シラーズ 2014年
スペイン:テンプラニーリョ 2013年
泡盛
2015年
ソムリエ
フランス:ソーヴィニョン・ブラン 2012年
フランス:リースリング 2014年
ニュージーランド:ピノ・ノワール 2012年
ジン
スイートヴェルモット
ワインエキスパート
オーストラリア:リースリング 2013年
フランス:シャルドネ 2012年
フランス:シラー 2014年
アメリカ:カベルネ・ソーヴィニョン 2012年
コニャック
アマレット
2014年
ソムリエ
アメリカ:シャルドネ
オーストラリア:カベルネ・ソーヴィニョン
フランス:ピノ・ノワール
ドライヴェルモット
カルヴァドス
ワインエキスパート
ドイツ:リースリング
ニュージーランド:ソーヴィニョン・ブラン
アメリカ:ピノ・ノワール
フランス:シラー
シングルモルトウイスキー
ガリアーノ
2013年
ソムリエ
オーストラリア:シャルドネ
ドイツ:リースリング
フランス:メルロー
マディラ
グラッパ
ワインエキスパート
日本:甲州
フランス:ソーヴィニョン・ブラン
フランス:カベルネ・フラン
アメリカ:ピノ・ノワール
カルヴァドス
トウニーポート
2012年
ソムリエ
ドイツ:リースリング
アメリカ:ピノ・ノワール
フランス:シラー
ホワイトポート
ダークラム
ワインエキスパート
オーストラリア:リースリング
フランス:シャルドネ
フランス:ガメイ
イタリア:ネッビオーロ
ホワイトキュラソー
カルヴァドス
2011年
ソムリエ
アメリカ:シャルドネ
イタリア:サンジョヴェーゼ
オーストラリア:シラーズ
スーズ
テキーラ
ワインエキスパート
アメリカ:シャルドネ
フランス:リースリング
オーストラリア:シラーズ
スペイン:テンプラニーリョ
ドライヴェルモット
ウオッカ
過去の出題からどう分析するか?
さて、ここまでを見ていただいて、ここからが核心部分になります。
これまでのデータをもとに、本番ではどのように回答すればいいのかを分析していきます。
ここからの分析を見ることで、トレーニングや深く考えて実行するべきところがわかるばかりか、考えなくていいところ、トレーニングしなくていいところがわかるようになります。
おそらく多くの人は、ただ闇雲に「ワインのテイスティング」という見方でテイスティング試験を見ると思いますが、それでは効率は悪いですし、時間はいくらあっても足りません。
この試験の本質は可処分時間との戦いです。
ただでさえ忙しい現代人に、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に毎日割ける時間はそうはありません。
試験合格はゴール、というとらえ方をすれば「とにかく時間と労力を使ってゴリゴリテイスティングを練習して合格」というのもありでしょう。
ですが現実は違います。試験合格は新しい日常フェーズのスタートなのです。
過去の出題もここまでそろえばある程度の傾向がつかめますし、傾向を踏まえたうえで適切にトレーニングをすることであなたのテイスティング試験の合格力は一気に向上します。
二次試験に進む方は必ず最後までしっかり理解してください。
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