エクセレンス試験

ソムリエエクセレンス試験の合格率・難易度は?

これまではシニアソムリエ、シニアワインエキスパートであったのが、ソムリエエクセレンス、ワインエキスパートエクセレンスに改名になったのが2019年です。

ソムリエ試験、ワインエキスパート試験に合格後、ソムリエエクセレンスで認定後3年目以降、ワインエキスパートエクセレンスで認定後5年目以降で受験資格が得られます。

 

これまでの名称であったシニアソムリエ、シニアワインエキスパートは名称の意味合いから”ベテラン”のイメージが強く、実際には難易度はそこまで高いとは言えませんでした。

ソムリエ協会側からすると資格試験を増やして受験生のモチベーションをあげたいところですが、とはいえ増やしすぎると一つ一つの権威性が低下します。

また、過去の経験から、ただ長くソムリエをやっていればいいというものではないので、こうなるとシニアの呼称資格はいまいち存在意義が見出しにくかったのかもしれません。

 

そこで思い切ってエクセレンスという名称に変更して、難易度も一気に上げて試験の権威性をあげようじゃないかということかもしれません。

 

実際にエクセレンス試験は運用して3年ほど経過して、「エクセレンス試験は難しい」とどのサイトも口をそろえていますので、主催者側の思惑は奏功していると思います。

 

では、肝心の難易度を合格率から検討してみましょう。

 

WE/ソムリエエクセレンス試験の難易度と合格率

合格率

参照:ソムリエ協会HP https://www.sommelier.jp/exam/pdf/qualifiedholders.pdf

エクセレンス試験 受験者数、合格者数、合格率

2019年 2020年 2021年
ソムリエエクセレンス受験者 269 202 203
合格者 22 26 23
合格率 8.17% 12.87% 11.3%
ワインエキスパートエクセレンス受験者 116 82 111
合格者 32 22 29
合格率 27.5% 26.8% 26.1%

 

この表を見てもお分かりの通り、ソムリエエクセレンスでおおむね10%、ワインエキスパートエクセレンスで27%前後であることがわかります。

ソムリエとワインエキスパートでの合格率の乖離については、3次試験での合否の結果が大きく影響をしているものと思われます。

 

ですが、この試験は免除制度というものがあり、前年の1次試験に合格した人は翌年の1次試験は免除になるなどの救済措置があります。

そのため一発合格となると1次試験から3次試験までをすべて一発でこなさないといけません。

一発合格となるとおそらくほとんどの年で10%を大きく切っているのではないかと予測しています。

 

実際の難易度はどうか?

では、ここからが実際の難易度の解説になります。

ワインブックススクールは2021年度に一発合格者を出させていただきましたが、その経験も踏まえて、一般呼称のソムリエ・WE試験の難易度とは全くの別物ととらえています。

 

何が一番違うのかというと、記憶の質に大きな乖離があるのです。

これは筆記試験の解答方法が選択式ではなく、記述式であることが大きく影響しています。

 

一般呼称の試験では四肢選択式ですので、ある程度ウル覚えでも対応できたかもしれませんが、この記憶の質ではエクセレンス試験は太刀打ちができないようになっています。

例えば、何となくヴィーニョヴェルデとはなにかを地域とブドウ品種を知っていても、これを原語で間違いなく書ける人はそうはいません。

 

実務ではつづりを正確に覚えているかどうかは結構重要です。

ワインリストを作成した場合にスペリングに間違いがあると、わかる人から見るとそのお店に信頼を寄せなくなります。

「よくわかっていない人がワインを仕入れているんだな」と思われる可能性があるのです。

 

そのため本来はできたほうがいいけど、でも実際はここの辺りはおろそかになっている人が多いのも事実なのです。

ひょっとしたらソムリエ協会側は、ここを心配していたのかもしれません。

 

対策方法は?

では、難易度が全くの別物と分かったうえで、じゃあどうやって対策をすればいいのかが重要ですよね。

これについては、意地悪で申し訳ないのですがワインブックススクールの対策講座でしっかりとご説明をしています。

ですが一つだけ、このような問題を想定してください。

 

一般呼称資格では、このようなレベルの問題が出ます。

・以下のシャトーの中から3級、リュドンのコミューンのシャトーを選んでください。

①Chateau Leoville-Las Cases

②Chateau Ferriere

③Chateau La Tour-Carnet

④Chateau La Lagune

 

正解は④です、

これだと、まず①は2級なのでそもそも違います。

また、③は4級なので、こうなると②か④になって、そこからうる覚えで選択するということになります。

 

②か④ということになると、ここまで絞れればあてずっぽうでも50%の正解率になります。

 

では、同じ問題をこのように問われたらどうでしょうか?

 

・メドック格付け3級で、リュドンのコミューンにあるシャトーを原語で記載してください。

 

こうなるとうる覚えでは手も足も出ないですよね。

この問題は実際の2021年度のソムリエエクセレンスの1次筆記試験の問題です。

 

これは経験上、おおむね一般呼称資格の問題をすべて原語で回答できれば、十分に合格できる難易度だととらえています。

 

資格試験やコンクールの分析はワインブックススクールにお任せください。

分析の結果、あなたにとって最適な努力の方法を、できる限りわかりやすく、丁寧にアドバイスします。

皆様のご参加をお待ちしております。


 

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