エクセレンス試験必勝日記。三次試験(サービス実技)の攻略方法③(口頭試問編)

こんばんは。ワインブックスメンターでソムリエ・エクセレンスのなーなです。

前回は、実際にワインを触って行うサービス実技の私が実際に行った対策方法についてお伝えしました。

 

  • 華麗に素早く、デキャンタージュやサーブができれば、合格するでしょう?
  • 口頭試問より、普段販売なのでホテルやレストランのソムリエさんみたいにワイン沢山触っていないから不安で仕方ない。

などなど、いろいろなご意見があるかと思いますが、、、、

私はこの「口頭試問」相当点数を稼げるor三次試験において点数配分のウェイトが高くかなり重要な試験だと考えております。

なぜなら、私は実技においてホストテイスティングまでしか辿りつけなかったのに、合格できたからです。

合格した仲間でも、緊張のあまり手が震えてワインをこぼしてしまった。という方もいましたが合格していました。その方はかなりこの対策をしていました。

まずは、どんな試験内容なのか分からない。という方は過去ブログで確認しておいてください。

 

具体的な対策方法

出題の質問に答える練習

これは、何パターンか出題されるお題を想定し、

それ毎に回答の台本を用意して、スラスラと笑顔で答えられる練習をしました。

 

俳優/女優になりきる

ドラマの台本を覚えるように、用意した回答を体に叩き込みました。

どんな演技・回答が求められるの?

私は以下のパターンの台本を用意しました。

 

デキャンタージュの台本

デキャンタージュ理由(滓を取り除く)

エアレーションの理由(空気接触の理由と起こる変化。温度を上げる理由と味わい変化)

 

ワインの説明とペアリングの台本パターン

・重め/軽め赤ワイン(年代若い/年代経っている)→タイプ別ペアリングと合わせた理由

・重め/軽め白ワイン→タイプ別ペアリングと合わせた理由

・泡の説明→タイプ別ペアリングと合わせた理由

 

ざっくりと、こんな感じで台本をつくりました。

時間を図り、録音して練習

パターンを組み合わせながら自分の声を録音して練習しました。

意識したのは、スラスラ且つ、相手に伝わるように喋れるようにすること。

時間が余ったとしても、黙らない。

適切な温度帯や飲み頃やエイジングのポテンシャル、使うグラスについて(←この辺は二次試験でのコメントを口にするだけ)

アラームが鳴るまでひたすら喋る癖を身体に叩き込みました。

 

紙に書かれた飲料のペアリング

これも自分で喋って録音する

フォローアップセミナーを中心に教本から特徴的なワイン、その他飲料をピックアップし、フラッシュカードにしました。

私はSNSを使っていたので、そこで知り合いになったエクセレンス試験に挑む同期と連絡先を交換し合い、

毎日4アイテムずつお題をお互いに出題し、2分間(2021年は2分だったので)各アイテムの説明とペアリング提案を録音したデータを送り、

お互いにフィードバックしていました。

仕事も忙しく、お題を出題するのも、宿題をこなすのもなかなか大変ではありましたが、

同期の存在は私をとても鼓舞してくれました。(炭〇郎達のよう)

 

録音して自分でその声を聞き直すというのはとても恥ずかしく感じたものですが、これは本当にやってよかったです。

・時間配分がわかる。

・自分の説明を客観的に見れる。

 

自分を客観視する。というのはとてもサービス実技において重要です。

世界各国共通で、勝てるソムリエは自分のサービス姿を録画して練習したと言っていました。

三次試験に臨むためのメンタル

エクセレンス試験はコンクールという舞台オーディションなんだ。と自分に言い聞かせ、劇団員や女優になったつもりで毎日を過ごしました。

 

練習パターンを決めて、プログラム化し、それをルーティンにしてこなすだけ。

これだけです。

 

プロスポーツ選手も同じことをやっているかと。

 

今年中に合格するためのオススメのスケジュール

一次試験からの場合は、一か月の間でテイスティングコメントの練習と実技の練習プログラムをこなさなくてはいけません。

その他飲料の判別練習もあると思うとかなりハードスケジュールです。

テイスティングコメントの練習は今からでも初めてください。先々がかなり楽になります!

 

二次試験、三次試験からの参戦の場合はメンタルコントロール、モチベーションの維持がかなり大変かと思います。

普段の勉強はもちろんですが、受験して切磋琢磨しあえる仲間を見つけること。ソムリエコンクールを研究しつつ、目標のソムリエをつくる。

こういった心の支えをつくれるといいですね。

エクセレンス試験を振り返って

YouTubeでもお伝えしたのですが、合格は単に結果であって

エクセレンスの受験を通じて得た知識や経験は、必ずご自身の財産となり蓄積されています。

それは振り返ったとき、良かったと必ず実感できるものであって、あなたを決して裏切りません。

 

私もそうでした。

エクセレンス試験に手を出したとき、あまりにもの難易度の高さに「ヤバい」ものに手を出してしまったと感じて怖くなりました。

今、自信がなくても大丈夫です。

大切なのは、分からなくても、今はできなくても、続けることです。ただ黙々とやるだけのこと。

 

必ず身を結びます。それを証明しましょう!

 

ではまた!

 

練習問題コーナー

前回答え合わせ

1.オーストラリアなどのトップレンジの赤ワインが2008年以降採用しているガラス栓を何と呼びますか?(教本172P)

→Vinolok(ヴィノロック)

個人的にはオーストリアやドイツのワインによく見るような気がします。

スペルも独特なので、書けるようにしましょう。近年は様々なクロージャー(栓)がありますので、ここも確認しておいてください。

 

2.2020年オーストラリア大手3大トップ3のワイナリー名を原語で回答してください。(教本173P)

Treasury wine estates Accolade Wines Casella Family Brands

それぞれリンクを貼っておきましたので、どんなブランドがあるか除いてみてください。

馴染みのワインが良くでてくると思います。

 

3.クレア・ヴァレーのワイン生産者13社が2000年ヴィンテージから、白ワインに採用したスクリュー栓のことを何と呼びますか(教本173P)

→STELVIN®(ステルヴァン)

この中の代表的な生産者にGrossetがあります。

※このメーカーのワインはオーストラリアリースリングのテイスティングでも出題されやすそうなワインです。

機会があればこのワインを手元にテイスティングコメントを造ってみるのもオススメです。

 

4、JaumaやLucy Margauxなどの、ナチュラル・ワインの若い造り手が多数登場している南オーストラリアの地区名を原語で回答してください(教本174P)

→Basket Range

どちらのワインも人気でなかなか入手困難になりました。

 

5.タスマニアで特徴的な水はけのよい土壌を何と呼びますか?(教本174P)

→Jurassic dolerite(ジュラシックドレライト)

このほかにも有名な土壌ではクナワラのTerra rossaなども有名です。タスマニアはオーストラリアで最南のG.I.でもあります。

 

練習問題

  1. オーストラリアの仕込みから1年後の赤ワインで競う、醸造家にとって最も権威のある賞の一つと言われている品評会を何と言いますか?(教本174P)
  2. シドニーにある有名な、オーストラリアの食材を使い、和食の繊細さと様々な国の料理を連想させる料理を「デギュステーション・セットメニュー」のスタイルで提供する店の名前を回答してください。(教本174P)
  3. オーストラリアの栽培面積上位3位のワイン用白ブドウを順に答えてください。(教本175P)
  4. オーストラリアの栽培面積上位3位のワイン用黒ブドウを順に答えてください。(教本175P)
  5. オーストラリアワインにおいて「220」と表示がある場合、何が含まれていますか?(教本175P)

ここまでご覧いただきありがとうございました!

 
<h2>★お知らせ★</h2>
私(なーな)の働く<a href=”https://suzumenoiori.wixsite.com/gujo”>お店(雀の庵</a>)では、現在サービススタッフを募集しています。
オーベルジュで本格的な料理に触れたい。ワインをもっと勉強したい。
などご興味のある方、お問い合わせください。

(下記画像をクリック)

<a href=”https://suzumenoiori.wixsite.com/gujo/recruite”><img class=”alignnone size-medium wp-image-20061″ src=”https://winebooks-school.net/wp-content/uploads/2022/04/ced3fb_d9842245134e426ca58305a3dfde00a4-300×172.jpg” alt=”” width=”300″ height=”172″ /></a>

過去の記事も合わせてお読みください


 

【ワインブックスオンラインスクールのご案内】



このサイトは、ワインブックススクールの運営です。

ワインブックススクールでは、月額2200円で、いつでも、どこでも、誰でもワインの学習ができる環境が整っています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験の対策に

趣味のワインライフに

エクセレンス試験の対策に

飲食店の頼もしい見方に

ご活用ください。必ずお役に立てることをお約束します。

WBSのソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座はこちら→


  ワインビジネスをご検討のお店様、企業様へのワインコンサルタントも行っています。
店舗向けWBSのAIソムリエサービスはこちら→

単発のワインリスト作成サービスも好評です。
ワインブックスのテイスティングコースはこちら→

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です