【最終更新日】2024年7月14日
こんにちは!今回は甲州について学習しましょう!
練習問題 甲州
Q:次のうち、甲州ブドウの収穫時期を選んでください。
①8月後半~9月前半
②9月前半~9月中旬
③9月中旬~10月後半
④10月前半~10月中旬
この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。
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問題の正解はこちら!
正解は③の9月中旬~10月後半です!
甲州は一般的に晩成とされていますが、収穫時期は幅広い点が特徴です。
甲州はやや薄い藤紫色の果皮を持ち、日本在来の生食兼用種です。
日本における醸造量は最多でそのうち9割以上が山梨県で生産されています。
●甲州の歴史
甲州の期限には2つの説があります。718年の「大善寺説」(行基説とも呼ばれることがあります)と1186年の「雨宮勘解由説」です。
2013年には甲州のDNAを解析し、そのルーツが解明されました。
甲州には欧・中東系品種であるVitis Vinifera(ヴィティス・ヴィニフェラ)のDNAに中国の野生種であるVitis Davidii(ヴィティス・ダヴィーディ)のDNAが含まれていることが分かりました。
このヴィティス・ダヴィーディは甲州関連の記述に特有の言葉で、試験でも問われることが多いです。
この解析結果から、甲州はカスピ海付近で生まれて、中国を渡り何百年もかけて日本に伝わってきたと考えられています。
●甲州の特徴
果皮が比較的厚く、欧・中東系品種に比べて耐病性はあります。
基本的には棚仕立てで栽培されます。
その中でも、大半が「X字型剪定」で、一部「一文字型短梢剪定」も採用されます。
甲州の生産量は3,361tで、日本のワイン用ブドウ品種の中では最も多く、全体の15.3%を占めています。
甲州は一次試験で出題されやすい上、二次試験でも出題の筆頭候補です。余裕があれば早めに飲んでみてください。
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