【ソムリエ試験・ワインエキスパート試験】教本が届くまでのおすすめ学習

【最終更新日】2025年1月24日

こんにちは。WBSの前場です。

新年も始まり、そろそろ本格的にソムリエ試験・ワインエキスパート試験について情報収集している人も多いかと思います。

僕が運営するWBSでは、1月中頃から急激に練習問題の参加が増え、多くの方が学習を本格的にスタートさせていることがわかります。

 

今回のテーマは、「教本が届くまでにやるべきお勧め学習」です。

ソムリエ試験・ワインエキスパート試験試験は「ソムリエ協会教本から出題」とはっきりと表記があるため、帰結として問題はすべてソムリエ協会教本から出題されます。

ところが、そのソムリエ協会教本(以下教本)は毎年3月に発売されるため、それまでの間は前年度の教本で学習するか、あるいは教本以外の参考書で学習するしかないのが現状なのです。

 

WBSは1月からカリキュラムが始まるため、「3月の教本が届くまでの学習方法が知りたい」という方もいらっしゃいますので、そちらについて解説します。

結論を言うと今の時期は「最も試験に関係のない自由なワイン学習ができる」最高の時期です。

この「最高の時期」を最大限に生かして、学習初期を乗り越えましょう。

 


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【ソムリエ試験・ワインエキスパート試験】教本が届くまでのおすすめ学習

もっとも結果にこだわらないでいられる「最高の期間」

ソムリエ・ワインエキスパート試験の教本は3月に発売されます。

この時期に新しい教本が手元にないことで学習を先延ばしにしがちですが、実は1月から2月こそ、教本にとらわれず自由に学習を進められる最高の期間です。

 

この時期にできることはたくさんあります。

例えば、ワインの基礎知識や品種、産地についての理解を深めたり、テイスティングやペアリングの練習を積んだりすることです。

また、自分のペースで興味のある分野を掘り下げることで、モチベーションを保ちながら学習を進められます。

 

試験の本格的な対策が始まる前に、基礎をしっかり固めておくことで、教本が届いた後の学習もスムーズに進むでしょう。

この時期を活かし、充実した学習をスタートさせましょう!

 

「歴史」「伝統」などの得点に結びつきづらい分野

ソムリエ・ワインエキスパート試験において、歴史や伝統は重要な分野ですが、試験の得点には直結しづらい部分でもあります。

そのため、教本が発売されてからは優先順位が下がりがちです。しかし、1月から2月の今こそ、こうした分野を学ぶ絶好のタイミングです。

 

実際にWBSでもこの時期にボルドー、ブルゴーニュについては歴史や伝統などの、「試験ではそこまででもないけど、長い目で見たときにワインライフでの重要度が高い」分野をしっかり学習します。

なぜボルドーはシャトーを建てられるほどの財力を手にしたのか?おそらく多くの方は「美味しいワインができるから、それを売ってシャトーを建てるお金を作ったのだろう」と思うはずです。

 

ですが、美味しいワインを造っても「ワインを買うお客様」がいなければワインは高く売れませんから、豪勢なシャトーは立てられないのです。

ここがワインの面白いところで、こういうところを教本が届く前にWBSではしっかりと学習をします。

 

ワインの歴史や伝統は、単なる暗記ではなく、ワイン全体への理解を深める大切な要素です。

これをしっかり学ぶことで、他の分野を学習する際にも「なぜそうなったのか」という背景を自然と理解できるようになります。

また、試験対策に追われる時期ではないため、じっくりと興味を持ちながら学べるのもこの時期の大きな利点です。

 

時間に余裕がある今だからこそ、歴史や伝統といった「試験ではそこまで重視されないけど大事な分野」に取り組んでみましょう。

その知識は試験だけでなく、ワインのプロとしての深みを与えてくれるはずです!

 

 

自由な学習を楽しむなら「ワインペアリング」「テイスティング」「生産者訪問」

ワインの勉強には「自由な学習」を楽しめる分野がたくさんあります。

その中でも特にお勧めなのが、ワインペアリング、テイスティング、そして生産者の訪問です。

これらは知識の詰め込みだけでなく、実際に五感を使いながら学べるため、ワインへの理解を深めると同時に、楽しみながら知識を広げられるのが魅力です。

 

ワインペアリングでは、食事との相性を試す中で、さまざまなワインの特徴や魅力を実感できます。

一方、テイスティングは自分の感覚を磨く絶好の機会であり、試験対策にもつながります。

そして生産者を訪問することで、ワインの背景や哲学に触れ、ボトル一本の奥深さを実感できるでしょう。

 

自由に楽しみながら学べるこれらの分野は、試験勉強に追われる前の今だからこそ取り組みやすいものです。

ぜひ、自分のペースで学びを深め、ワインの世界をより豊かに味わってください。

 

「機械的に覚える」分野は今の時期に攻略しよう!

ソムリエ・ワインエキスパート試験では、ボルドー61シャトーやブルゴーニュのクリュ、残糖分の分類、ワイン用語といった「機械的に覚える」項目が多く含まれます。

これらは試験対策の中でも避けては通れない部分ですが、反復練習が必要で時間を取られるため、試験直前期に詰め込むと負担が大きくなりがちです。

そこで、1月から2月の今の時期に集中して覚えてしまうのが効果的です。

 

この時期はまだ教本が発売されておらず、具体的な試験対策を始めるには早いと感じるかもしれません。

しかし、この「余白の時間」を活用して、単純な暗記作業を進めることで、後の学習負担を軽減できます。

例えば、ボルドーの格付けシャトーを地図や表を使って覚える、ブルゴーニュの村名とクリュを紐づける、残糖分の基準値を丸暗記する、といった取り組みを習慣化してみましょう。

 

暗記は反復が命です。この時期に少しずつ取り組むことで、試験直前には「もう頭に入っている」と自信を持てる状態にできます。

今からスタートし、基礎を固めることで、試験勉強の本格化に向けて良いスタートダッシュを切りましょう!

 

 

「受かる勉強」と「楽しむ勉強」のバランスが鍵!

ソムリエ・ワインエキスパート試験を目指す中で、多くの人が「受かるための勉強」に集中しがちです。

確かに試験合格には効率的な対策が必要ですが、それだけに偏ってしまうと、合格後の成長が止まってしまうことがあります。

実際に、合格後に大きく伸びる人は「ワインを楽しむための勉強」にも力を入れている傾向があります。

 

試験対策は暗記や過去問の繰り返しが中心になるため、どうしても機械的になりがちです。

一方で、「ワインを楽しむための勉強」とは、テイスティングを通じて自分の感覚を磨いたり、興味のある産地や歴史を深掘りしたりすることです。

このような学びは、ワインそのものへの理解を深めるだけでなく、試験対策にも良い影響を与えます。

興味を持って取り組むことで、記憶に残りやすくなるからです。

 

また、試験に合格した後に活躍するためには、単なる表面的な知識だけでなく、自分自身のワイン観を育てることが重要です。

そのためには、「ワインを楽しむ」という視点を常に持ち続けることが必要です。

「受かるための勉強」と「楽しむための勉強」のバランスを大切にし、ワインとの深い付き合いを目指しましょう!

 

まとめ:教本が届く前の「今」を大切にしよう!

ソムリエ・ワインエキスパート試験の教本が届くと、多くの人が「試験に受かるための勉強」に一気にシフトしていきます。

限られた時間の中で効率を求めるあまり、学習が機械的になりがちです。

そのため、試験勉強の中で本来のワインの楽しさや深みを味わう余裕がなくなり、ただ「詰め込む」だけの学びになってしまうことも少なくありません。

 

しかし、教本がまだ手元にないこの時期は、自由度が高く、自分のペースでワインの基礎や楽しさを学べる貴重な時間です。

歴史や伝統など、試験ではそこまで重視されないけれど重要な分野を掘り下げたり、テイスティングで自分の感覚を磨いたり、機械的に覚えるべき情報を少しずつ整理していくことができます。

このような学びは、試験に役立つだけでなく、合格後の自分の成長にもつながります。

 

教本が届けば、これらの”理想論”を言っていられる余裕はなくなるでしょう。

だからこそ、今この瞬間を大切にし、「ワインを楽しむための勉強」と「試験の基礎固め」をバランスよく進めてみてください。

この時期の積み重ねが、合格への大きな助けになるだけでなく、ワインの世界をもっと楽しめる自分をつくるはずです。

 

WBSは、WBS生の皆様の学習が最高のものになるように、精一杯応援します。

頑張っていきましょうね!


 

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