2022年度ソムリエエクセレンス合格体験記③emaさん

2022年度エクセレンス試験にみごと1発合格したemaさんの合格体験記です。

エクセレンス試験の合格者の一次情報としてはこれ以上のないレポートになっています。

emaさんは開講当初より積極的にご参加され、賢くWBSをご利用されていました。

2023年度以降のエクセレンス対策ご利用にも大いに参考にできると思いますので、ぜひ受験をご検討の方は最後までお読みください。

 

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【エクセレンス試験合格体験記】

 


 

 

【一次試験について】

・・・当日は、若干の日本語解答と予想以上の英語設問や、原語解答が殆どです。

まずは確実に!取れるところを最終頁まで埋めました。

スペル迷い、うる覚えや、英文長文解答があり、時間が掛かりすぎ、見直しはできず、解答欄を全て埋めるのに精一杯でした。

 

(今後気を付けたい点、今後受験される皆さまへ)

・FU資料でカタカナ表記も、自分で原語英語表記を確認しておくべきだった、と後悔。←本年フォローupでは、Pieonteでカタカナ表記「サヴォイア家」を確認してましたが、当日は英語で書け!とありました。ほか、Baroloの「トルトニアーノ」も英語表記求められました。

 

・表記のLとRの区別、アクセント記号は、きっちりと手と頭で覚えたい。

・教本の太字部分・英語表記部分や、「最も~」以外からも!出題はあります。

 

・FU資料を抑えておくと、解答できる箇所が多くなり、安堵感や「行けそうだぞ!」と前向きな気持ちが 沸いてきますので、やはりFUはマストです。←なーな先生の講義で夏以降盛り込まれましたので、間違えた箇所を復習しました。

ずばり出題されたものも複数あり、とても嬉しかったです。

 

・問いを熟読しても、何度も読み返す時間は余りないので、毎月の講義・出題でも、1回読んだら即理解し、パッと解答できる「慣れ」を作っておけば良かった、と反省。

 

・日本酒は少なからず出ます。←本年は、仕込み水に適した水についての記述など。。

GI順番、酵母、製法、水、代表銘柄等は、ワインに比べ平易です。

直前でもいいので、やっておくと得点しやすいです。

 

(筆記当日不安に思った点)

・説明などの記述解答も、簡単な単語1個の解答でも、解答欄はみな同じ枠サイズです。

答えを書きつつも、もっと書かなくてはいけないのか?これでよいのか?など不安をかかえながら、でした。

なので、先に戻りますが、「即理解して解答する、慣れ」は大事だと思います。

 

・下敷きを兼ねて、白のボール紙が同封されています。

私の斜め後ろの受験生が、そのボール紙に先ず答えを書いてから、最後に解答用紙に書き移そうとしてた様なんですが、試験官から「カンニングでは??」と声が掛かっていました。緊張感が走りました。

答えの二度書きになって、時間がなくなるし、変な目で見られるので、ボール紙はスペルの確認で利用する位が宜しいような気がします。

 

(学習方法)

①地図中心の見開きノート作り。(主要国、準主要国)

産地、品種、特徴ある土壌、風、近隣の海流、山脈、湖、川など。

教本が重すぎる為、手軽に一覧したい為。休憩時間などに復習。

地図は自筆、教本のコピー、ネットからダウンロード、その時の気分で色々でした。

 

②単語カード利用。

私の場合、座るとすぐ眠くなるので、一般呼称の時と同様に、隙間時間や歩きながら、復唱・エアでライティングする為。1冊80-90枚綴り、時には1枚に数問載せます。

100-130問位が、慣れると25-30分で復唱できます。

 

この単語カードが、勉強のメインでした。ほぼ寝ながら単語カードを作成→次の日、実際に反復開始。

序盤は、集中して繰り返しました。

歩きながらの時が、一番はかどります。座ると寝てしまうので。

 

短期で10周を目標に、繰り返し。

5周目辺りでも、ホントに出てこない答えが、苦手と認識しました。

今回は、国別予想・過去・模擬問題間違い用、なーなさん講義での間違い問題重要指摘用、FU用で、

総数15冊以上にも。。。

春~直前期まで、「何よりも大切」な単語カードの反復がメインでした。

 

③WBSでの取り組み方

・予定されている国の講義日の1週位前に、まず教本を読み、単語カード作り、知識を定着させます。
定着が進んだ処で、1-2日開けて講義に臨みました。

なーなさんエクセレンスブログで、「忘却曲線」の事を知り、覚えて、数日経ってから講義を聞き、記憶の定着が図れるのを期待して。

講義後サラッと、復習。 一通り終えたものとして、一旦終了。

気になった国、ページの少ない国などの学習に移行し、単語カード作りに励む。

次月、講義が近づいたら、テーマの国の勉強を開始。

 

という流れで、月一のなーなさんの講義で主要国はペースを掴みました。 (第三回講義から)

・なーなさんの勧めで、国別「4択問題」を時間が有るときに、解きました。

・「一般呼称直前予想問題120問」8月下旬に。

出来により自信喪失するので躊躇も有るものの、お盆過ぎの、現在地を知りたくなり、トライ。

早く終わったんですが、85%の正答率で、複雑な心境に。。

選択肢で85%で、記述で60%は不可能ではないか、と逆に不安になりました。

 

・8月最終週から、再度、春からの講義での模擬問題を解いて、動画解説で確認。

間違えた箇所を単語カードに転記し、復唱。

中でも、フランスは、8月終わりに講義問題全問中10問程度しか合わず、なーなさんの講義と問題の反復のみに集中し、試験間際に、苦手ながらも、自信が芽生えました。

記述のスペル、最新の掲載などなど、良く練られている問題ばかりなので、言葉が悪いですが、「この問題と心中でいい」と信じて集中できたので、最大のフランスを、直前の短期間で何とか乗り越えました。

 

④その他

・6月7月8月は単語カード以外に、スクールの過去問・予想・模擬問題など毎日20-25問程解きました。

・間違いを復習する、周辺知識を補完し、シノニム、同年代の歴史事項、土壌の呼び方違い、など回り道もたまには。。

点で覚えていたものが、国をまたいで、線になると記憶にひっかかりやすかったです。

 

【二次試験】

・・当日は、張り詰めた空気が会場を覆っています。

並べられていくグラスの外観を見ながら、外観だけでも書けることを予想。

 

白は「ペアリングと理由」「フルコメント」

赤は「予想される醸造方法」「詳しく書け」 その他は、「銘柄・国・ペアリング」

→結論解答欄は、

品種・国・地域・アペレーション・年とあり、日本語表記可と判断して、カタカナで解答しました

 

1杯目の結論を迷い過ぎて、大幅に時間超過、そのままどんどん遅れていくという、悪循環に。

最後まで諦めず書ききって!と前日講義でなーな先生からアドバイスを頂いていたので、それだけは守ろう!と思い、全て書ききって「終了」でした。

 

(二次コメント対策学習)

・前場さんと、なーなさんの講義のレールに乗るだけでした。

・序盤は口頭でコメント練習。

私は、案の定、全然ダメダメでした。

前場さんとなーなさんにコメントを聞いて頂くので、かなり緊張し、当日の緊張感が把握できます。

 

・次は、毎日2杯のワインのフルコメント添削練習。1本8分40秒でタイマー設定しましたが、毎日大幅
遅れ。

平均して12分台までしか縮められず、でした。

 

・私は、白と赤の表現がごちゃ混ぜだったり、特に、酸味の表現が弱点となっており、何度も訂正、また、特別に時間を割いて「表現方法」他、様々細かくご指導戴けました。

・座ると眠いし、実際に飲むともっとダメなので、気になる品種(私の場合は、マルベック、LODIジンファ デル、山幸、キアンティ、ゾーク栓のsp)を実技の練習用に購入し、僅かにテイスティングする位で殆ど飲まずに日々過ごしました。

 

【三次試験】

・・通過者4人でまとまって、実技会場に移動。

待機中に5分間、問題を渡されます。

心臓が飛び出そうで、問題も全く頭に入ってこなくて何度も読み返しました。

 

・実技ブースでは、再び同じ出題文を渡され、しばし待ってくれます。

「ホストは左」「デキャンターリンスは不要」、「適温」、「はじめますか?いいですか?」とこちらのペースに合わせてくれます。

テーブルにホスト・ゲスト、全体が見える位置に進行役の計3人の審査員。

実技テーブルから5,6歩のテーブル上に、ワインラック、デキャンタージュ器具一式(余分なものはない)。

 

・ワインは、ラックに寝かしてあるので、パニエに移して、

・2015年なので、滓を取り除きます・・許可を得て、抜栓開始。

・忘れた工程は、サイドテーブルにあったナプキンをパニエとワインの間に挟む事、デキャンターの汚れチェック、キャプシールをはがし、コルク上部を紙ナプキンでふき取る事、リトー使用頻度も少な目。

 

「残り1分です」のコールと同時に、滓が舞ってきたので、「滓が舞い始めたので、注ぎ終えます」と
一声掛け、ホストからゲストそして、ホストに戻って注ぎ掛けた時に、「終了」でした。

 

練習では時間が全然足りなくて。。

本番で一番早くまとめる事が出来たのは、運もありました。

ただ、

「佇まいで、審査員もできる人か、そうでないのかが何となくわかる。なので、気持ちで負けないで!堂々と、落ち着いて。自信を持って!」

と前場さんに励まされ、背中を押して頂いたのが、気持ち的にとても大きかった。「やるしかない!」踏ん切りがついたからだと思います。

 

・ワインの説明(2分)は、「アメリカ、カリフォルニア、ソノマの重口赤ワインです!」 から開始。

「先ずは、どんなワインなのかをはっきりと表現する」は、

前場先生の「一般呼称二次テイスティング対策」初回講義での、重要ポイント。

このレクチャーを聞いてなかったら、きっと口ごもり、何も進まなかったと、確信できます。

試験直前に、講義でのメモを見直し、「淡い赤なら、こう」「濃い赤なら、こんな感じで」まずは第一声しようと決めていました。

 

「一つ声がでると、勢い、流れが起こります」は、なーな先生のアドバイスです。

ホントにそうだったのです。

緊張はしてましたが、次に言う事がぼんやり浮かんできました。

外観、主な香り、タンニンと味わいの特徴へ。ペアリングで、緊張の余り「お肉のタンニンとワインの脂」と言ってしまったのは、今後一生忘れないでしょう。

訂正して言い直した処で「終了」でした。

 

・4種ペアリング(3分)は、なーな先生の出そうですね!ワイン。

口頭試問対策レジュメに掲載のワインが3本出題。

前場先生となーな先生との対策に沿って、無言で終わることなく、なんとか乗り切れました。

 

4番目の日本酒は、「もし出たら、こんな感じで」と予想していて、運も手伝いました。

この日本酒にしても、ベースには、個別講義で、分かり易いコメント順序、料理との合わせるポイント
を、毎週ご指導いただいたからこそ、対策できたのであって、自力では、とても太刀打ちできなかったと 強く思っています。

 

(三次実技口頭試問対策と気を付けたい事)

・フルコメントの練習並びに、コメント順序、要素、表現の強弱の復習に多く時間をとりました。

・実技は、抜栓工程を抜いて、2分10秒を目安に、水で練習。

実は、ボトルの横・縦の毎日5回づつ、が実行できなくて、一日おきや、二日ぶりにまとめて1時間以上固めての練習でした。 前日も、一式持ち込み深夜まで練習しました。不安だったので。

 

・ワイン説明、口頭ペアリングは、個別講義での実践と、復習。対策レジュメの読み込みが中心でした。

 

・試験関連の物は忘れなかったのですが、実技時の制服ネクタイを忘れ、試験前に買いに走る事に。

服装、備品、ソムリエナイフなどお忘れなきよう。

 

【WBSと出会えて】

まずは、前場さん、なーなさんのご指導無くして、今回エクセレンス合格は絶対になかったです!!

あの状態の私を、ここまで形作って頂き、本当に、心より感謝申し上げます。

 

1次対策では、教本からは知りえないトピックを時折交えながらの講義は、難しくも為になりました。

またそれ以上に、クラスの雰囲気が明るく、いつも背中を押していただけて毎月の出席がとても待ち
遠しかったです。

クラスの皆様の頑張りに刺激を受けることもとても多かったです。

 

2次3次対策の個別指導では、緊張の連続でしたが、親身になってマンツーマンでの細かい指導を頂けて、

「ここまで、やっていただけるんだ」

「優勝経験のある先生のレクチャー。こんな貴重な事が毎日!毎週!あっていいのだうか?」

と驚きと感謝の日々でした。

 

お二人との出会いで、常に変化するワインの世界を深く知る術と、目の前のワインを観察する術の第一歩を身に付けることができたと思っています。

入会前とは明らかに違う世界が、広がっています。

 

【今後受験する皆様へ】

①期間も長く、膨大な量の情報を目の前にして、不安になったり、止めたくなったりも途中あるかと思います。

私は、不安過ぎて「フォーラム」に投稿した事もあります。

 

そんな折、前場さん、なーなさんの心理面でのサポートや経験談・助言で都度都度乗り切ってきまた。

オンラインスクールではありますが、お二人が、近くて、とても心強い存在です。

 

情報量が少ないエクセレンス試験だからこそ、頼れる存在のお二人について行って、絶対に間違いはありません!!合格をきっと手中にできます!!

初めての講義を通して、前場さん、なーなさんのお人柄に触れると、必ず”安心感”が生まれると思います。

②「計画通りに進まない」は、おりこみ済みの心持ちだと、自分を責めなくて済みます。

日々のお仕事と勉強があるので、いつも100%を目指すと歪みが出てきます。

「やれた事をほめる、肯定する」のも、大事な事です。(これも前場さんとなーなさんのアドバイスでした) 質の高い講義で、正解への道は最短になってると思います。ので、たまの寝落ち、やる気なさ
、息抜きは良しとしましょう。

 

寝落ちばかりで、自責の念にかられる毎日の約10ヵ月。

取り組み半ばで不安になり相談ばかり、頼りっぱなしの半年間。(二次試験後の休憩時間にも、アドバイス頂きました。。)

それでも、なんとか合格を頂けたのは、前場先生、なーな先生との出会いと、エクセレンス対策のご指導の賜物です!

 

本当に、ありがとうございました!!深く御礼申し上げます。

 

emaさん 

一発合格おめでとうございます。

正直な感想としては、積極的にご参加をされていたので一番合格に近い方だと思っていました。たぶんなーなさんも同じ感想だと思います。

2次試験以降ではかなり苦労されていたようですが、微力ですがお力になれてこちらこそうれしかったです。

重ねまして、合格おめでとうございます!

前場亮

 

emaさん

私からも一発合格おめでとうございます。

emaさんはエクセレンス講座初期のころから、設問に対して非常に優秀な回答をしていただいておりましたので、勉強方法のレポートもとても参考になりました。

何回も反復して学習される姿はやはり素晴らしいです!

WBSを通じてemaさんの受験に関われてとても光栄です。益々のご活躍を期待しております!

なーな


 

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