【最終更新日】2022年3月19日
ソムリエ試験は膨大な量の暗記とテイスティング、実技試験をクリアしなければなりません。
多くの受験生はどうやって勉強をすすめればいいのかがいまいちはっきりしていないため「独学か、ワインスクールか?」で悩む人は多いのが現実です。
当サイトは「独学でも十分に合格できる」というスタンスではありますが、とはいえワインスクールはメリットが大きいので受験生は事前に十分検討してみるのがいいでしょう。
独学かワインスクールか?
独学のメリットとデメリット
独学の場合、一番のメリットは当然「費用がおさえられる」でしょう。
ワインスクールのソムリエ試験対策講座は高額ですし、簡単に決められるものではありません。
独学であれば教本と数冊のテキストを丸暗記し、テイスティング用にワインを購入すれば基本的には十分です。
また、飲食店勤務の方は忙しいことが多いのでワインスクールに定期的に通うことができないということもありますが、独学では自分のペースで勉強ができます。
デメリットとしては、独学の場合は他人との比較ができないので自分の理解度が把握しにくいところにあります。
特にテイスティングは理解度に一定のベクトルが必要なので独学でやっても間違ったやり方をしている場合はのちに修正が大変になることも予想されます。
そのためテイスティングに関して身近に頼れる方がいる場合はいいかもしれませんが、そうでない場合はワインスクールに通うのも一つの手段といえます。
ワインスクールのメリット
では、ワインスクールのメリットはどうでしょうか?
ややかぶりますが一番はテイスティングをプロから学ぶことで正しい分析を最初から感じることができることです。
テイスティングは官能による部分が多いため、自己中心的なものであってはいけません。
例えば酸味が苦手な人と好きな人では酸味そのものに対する抵抗が違いますのである人にとっては酸味が強く感じ、ある人にとっては弱く感じることがあります。
個人で楽しむ分ではこれでいいかもしれませんが、テイスティングの目的はワインの味わいを他者に誤解がないように説明することなので個人の好みによる差は少ないほうがいいのです。
テイスティングにおいては圧倒的にワインスクールにメリットがりますが、筆記試験においてもメリットはあります。
ソムリエ試験は試験範囲が大きいので要点を抑えた勉強が大事ですし、ペース配分も大事です。
独学だと知りえなかった重要な論点や話題の問題もワインスクールでは知ることができますし、ペースメーカーとしても役に立ちます。
ワインスクールのデメリット
では、ワインスクールのデメリットはどのようなものでしょうか。
一番のデメリットはもちろん費用の問題です。一般的なワインスクールで15万円程度の費用がかかります。
15万円が大金でないという場合は別ですが、ほとんどの人にとって15万円は「絶対に失敗したくない額」でしょう。私だって同じです。
特に飲食業界は給料が高くはありませんし、なかなか決断できないものだと思います。
さらに、忙しい方の場合はスケジュールをあらかじめ開けることができないこともあります。
通常のワインスクールは決まった曜日に授業をしますので、これに合わせることができないと通うのは難しくなります。
まとめ
いかがでしょうか。
ワインスクールは特にテイスティングにおいては圧倒的にメリットが大きいので独学に勝ると考えていいでしょう。
ワインスクールの費用やスケジュールの問題が解決した場合は迷わず申し込んだほうがいいと言えます。
ただし、身近にソムリエの先輩がいる場合などはその方にテイスティングの要点だけでも教わるのもいいでしょう。
筆記試験に関していえば、ワインスクールに通っても独学でもはっきり言えば大差はありません。
勉強する人は環境がどうであればするものですし、できない人はどんな環境下でも勉強しないものです。
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