【最終更新日】2022年5月8日
こんにちは。ワインブックスメンターでソムリエ・エクセレンスのなーなです。
近年はワインを楽しむためのグッズがとても充実しましたね。
今回はエクセレンス試験にも出題されそうなワイングッズとコルク栓のご紹介です!
目次
コラヴァン
https://www.coravin.jp/ja
このグッズは私にとってはとても衝撃的でした。
日本での発売当初は6万円くらいで、気軽に買えるものではなかったのを記憶しています。
今では3万円台で購入できるようになり、ずいぶんハードルが下がったように感じます。
ワインラヴァーの方にも、とても便利なグッズだと思います。(特に年代物を開けるときは)
特にコロナ禍のお酒を提供してるお店にとってはとても便利な道具だと感じております。
繰り返されるまん延防止や緊急事態宣言による酒類の提供の規制。
せっかく開けたワインが急に売れなくなるっていうのは痛手ですよね。
実際に私の働くお店ではそれが繰り返されて毎回泣いてました。
なので、コラヴァンを導入してからはワインの抜栓(?)も以前よりかは気兼ねなくできるようになりました!
もう一つ、便利グッズ
zzysh®(ズィッシュ)
話題のシャンパン保存器具の決定版「zzysh®(ズィッシュ)シャンパンプリザーバー」に、お得なカートリッジ6本付が登場!
スイスから生まれたスパークリングワイン専用の保存グッズです。
これもグラス売りに悩みがちであったり、一気に開けるのに躊躇しがちな高価なスパークリングワインも気軽に開けられるようになりますね。
これも私の働くお店で取り入れましたが、重宝しております。
シャンパーニュなどの泡ワインがお好きな方にお勧めしたい飲み方のひとつに、NVのワインを敢えて3,4年寝かせてから開けて楽しむという方法があります。
シャンパーニュはもともと長い期間瓶内熟成をさせてリリースされるのですが、それをさらにセルフ熟成させるという。
瓶内でメイラード反応がゆっくりとおきるので、香ばしい芳香がプラスされ、より芳醇な味わいとなります。
まるでヴィンテージシャンパーニュを飲んだかのような、リッチな味わいを楽しめます。
シャンパーニュのメゾンはリリースしたその年にどんどん売りたいのが本音でしょうが。。。(笑)
ちょっと時間のたったスパークリングワインは泡がとても繊細になっていて、抜けやすくなりがちです。
そんなシーンにもオススメなグッズのひとつです。
進化するワイン栓
近年ではブショネ対策のワイン栓がとても進化しました。
コルク大国ポルトガルの最大手「Amorim(アモリム)社」のNDtech(エヌディーテック)(←ここ試験にも出そう)
http://winereport.blog.fc2.com/blog-entry-2469.html
イタリアのアルデア・シール
http://www.ardeaseal.com/gb/tecnologia-personalizzazione.html
色やプリントの施され方がかわいくてイタリアらしいですね!
DIAM(ディアム)栓
https://www.nagayanagi.co.jp/dcms_media/other/DIAMcork%20catalog.pdf
これはよくご覧になる方も多いはず。DIAMの隣に数字がありますがコルクの保証期間だそうです。
長ければDIAM30(30年耐えられる)と記載があります。
スクリューキャップ
スクリューキャップ大国といえばニュージーランド。2001年に設立された「New Zealand Screwcap Wine Seal Initiative」
発足当初は賛否両論が激しかったのですが、3年後にはスクリューキャップは約30倍の使用率となりました。
今では世界のワインの25%はスクリューキャップを使用しています。
https://www.amcor.com/stelvin/stelvin-inside
STELVIN® INSIDE(スティルヴァン・インサイド)というものは、空気の透過率を調整できるのでスクリューキャップであれど瓶内熟成にも対応できます。
STELVIN®Pressure(スティルヴァン・プレッシャー)とスクリューキャップでありながらスパークリングワインにも対応しています。
そして、かつてエクセレンスの三次試験の実技のお題にもなったゾーク栓。
https://www.tambawine.com/f/zork
こういった手軽にワインを開けられるスクリューキャップの台頭は、そのワインを世界に広めるというムーブメントの大きな一助となりました。
ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランはその代表例です。
コンビニやスーパーで並ぶお手軽に買えるワインにスクリューキャップのものが多いのも納得できますよね。
今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
エクセレンス目指されている方、最後の練習問題もお付き合いください!
練習問題コーナー
前回の答え合わせ
1.ドイツにおいて単一畑のことを何と呼びますか?言語で回答してください。(2022年教本126P)
→Einzellage(アインツェルラーゲ)
Ein(アイン)は一つというドイツ語です。
2.Feinherbとは何ですか?簡潔に説明してください。(2022年教本128P)
→オフドライ
甘いという表現はしないのですね。
3.ドイツのゼクト醸造のノウハウをもつ専門業者を原語で回答してください。(2022年教本129P)
→Lohnversekter(ローンフェアゼクター)
Lohnverは賃金といった意味です。ゼクトはこういった業者に委託して造られることが多いです。
4.WürttembergにおけるRotlingの呼び方を原語で回答してください。(2022年教本130P)
→Shillerwein(シーラーヴァイン)
Shillerはドイツ語でサクラを指します。桜色のワインですね。そのほか、BadenではBadosh Rotgold(グラウブルグンダー、シュペートブルグンダーから醸造)、SachsenではShieler(伝統的には混色混醸。オーストリアのWeststeiermark D.A.Cの酸の強いSchilcher(シルヒャー)はブドウ品種とともに頻出ですので抑えておきましょう。
5.ドイツのブドウ畑の格付けのうち、プルミエクリュに相当する畑の呼び名を原語で回答してください。(2022年教本131P)
→Erste Lage(エアステ・ラーゲ)
グランクリュにあたるのは、 Große Lage( グロース・ラーゲ)です。ちなみに、 ドイツ語の「ß」は「SS」です。
練習問題
- 2021年から施行されたドイツのワイン法について簡潔に説明してください。(2022年教本133P)
- ドイツにおいて単独所有畑のことを何と呼びますか?(2022年教本135P)
- Federweißerとは何ですか?簡潔に説明してください。(2022年教本135P)
- ドイツにおいて赤ワインの生産量が約80%を占める地域を回答してください。(2022年教本136P)
- Moselにおいて最も北に位置するBereichを回答してください。(2022年教本138P)
今日もお疲れ様でした!
練習問題まで解いてくださってる方、今日の頑張りは絶対身になっています!
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