【最終更新日】2022年5月8日
こんにちは。
ワインブックスメンターでソムリエ・エクセレンスのなーなです。
今回は地方(都心以外)に住みながらもエクセレンス試験にどうやって合格したのか?
要となるモチベーションの保ち方、情報収集をどう行ったのか?
についてお話したいと思います!
- オンラインを駆使
- 自分の地域で一番最初にエクセレンス試験に合格するぞという意気込み
この2つが私にとっては大きなモチベーションとなりました。
目次
オンラインを使っての学習
私がソムリエの資格と取ったのは2015年
この頃は今ほどネットでの情報が充実しておらず、一次試験も手書きでのテスト(マークシート)でした。
毎月2回片道1時間半かけて、ワインスクールに通ったのを覚えています。
ソムリエの資格を習得してから6年も経って、職場ではマネージャーになって仕事もやることが増えました。
一般呼称の資格を取った頃に比べて、勉強に充てられる時間が少なくなったのも事実。
コロナ禍で幸いだったと思えたのは、オンラインでの学習メディアがとても発達したことです。
特に、ワインの保存技術も進化して、ワインを小瓶に詰めての発送の対応をしてくれるところも増えました。
私が使ったメディアは主に
- インスタグラム
- YouTube
- オンラインの通信講座(ワインブックスオンラインスクール)
でした。
私の場合は2015年にソムリエの資格を習得してからは真面目に勉強してこなかったので、ほぼ白紙からのスタートと思って臨みました。
恥ずかしながら、受験を志した頃、シニアソムリエがソムリエ・エクセレンスに名称が変更になっていたことすら知らなかったという。。。
YouTubeで学習
ワイン初心者という気持ちで臨み、まずはワインとは何か?を知るつもりで片っ端からワイン系チャンネルをフォローし、聞き流しました。
(インプット)
分かりやすく解説してくれているYouTubeの説明は自分にとっても理解しやすく、実際に現場でお客様にワインについて話すときにとても役に立ちました。
インスタグラムでアウトプット
毎朝6:30から「ワイン学習の朝活」と称して、だいたい10問ほどの設問を前日に作り、その一問一答をライブで流しながら学習する。
というサイクルを行いました。
ここでは、ソムリエやワインエキスパートの受験生の方たちが集まってくれて、毎回約10人くらい。
そのうちメンバーも固定し始めて、受験仲間という仲間意識が芽生えました。
ここでの受験仲間は私にとっては同士で、合格報告を聞いたときはとても嬉しかったです。
設問自体はエクセレンスの難易度で難しかったと思うのですが、「朝活の問題出ましたよー!」と聞くと、これもとても嬉しかったです。
(私はヤマを当てるのが結構得意だと自負しています)
出題者の立場に立って、設問を作る。
さらに説明する、伝える。という行為はとても自身の学習に役に立ちました。
↑ここはエクセレンス学習においてとても大切なポイント
オンラインでの通信講座
何よりも、オンラインでのメリットは
場所・時間を選ばない=いつでも、どこでも
この2点に尽きます。
やはりサービス業をしていると予定を合わせることが他の方とは難しかったり。
特にアーカイブは何度も聞いて染み込ませようようとしました。
具体的には、一週間に同じものを3回は繰り返し学習する
というリズムを意識しました。忘却曲線です。
オンラインはいつでもどこでも。というメリットはありますが、
モチベーションの維持次第や学習リズムを作るということは意識しないと難しいというデメリットもあります。
ただ、このデメリットをどう乗り越えて毎日のルーティンにするか?というのが重要なカギとなります。
今では誰もが、SNSを駆使して情報を取り入れ、発信者にもなれます。
インプットとアウトプットの両立の学習ツールとして是非SNSを活用するというのもとてもオススメです!
地方で最初の合格者になる。という意気込み
私ですね、意気込みだけは立派です。(笑)
携帯の待ち受けをエクセレンスのバッジにしたり
いつも目に入る場所に、「ソムリエ・エクセレンス合格おめでとう」と、でかでか書いた張り紙をしたり。
地方では都心に比べて、受験を志す仲間も多くはないですし、職場からすぐにワインスクールに通える距離でもない。
ですが、この地域で一番最初!
というのは、私の中での絶対に叶えたい目標でした。
だってカッコイイじゃないですか。(笑)
そして、地域で一番最初というのは早いうちにしかできません。
早いうちに合格してやろう!というモチベーションにも繋がります。
是非、地方在住の方、その地域で一番最初のエクセレンス合格者になってください!
正直、エクセレンスの勉強は「なんでこんな実務にも使わないことも覚えなきゃいけないんだろう」と思うようなことばかりの連続です。
モチベーションの維持がとても大切なファクターだと私は思っています。
なかなかやる気が出ない。
自信がない。ぜんぜん出来なくて、落ち込んでいる。
こんなときは、フォーラム機能などを活用してください。
ここでつまづいている。自信が持てないなど、なんでも話してください。
私にメールくださるのも大歓迎です!
このコンタクトフォームはログインしたユーザーにのみ利用可能です。
出来ない自分や自信のない部分を表すことも大切です。そのためにSNSやオンラインの繋がりを駆使してください。
今回もここまでご覧いただき、ありがとうございました!
練習問題コーナー
前回の復習
1.胡椒の香りの原因物質を世界に先駆けて特定した研究機関の名称の略称を回答してください。(教本180P)
→AWRI
正式名称Australia Wine Research Instituteでも書けるようにしておいてくださいね!
ちなみに、故障の香り化合物は??(よく出ます。)
2.Barossa ValleyとEden Valleyを隔てる断崖の名称を原語で回答してください。(教本183P)
→Barossa Range
このBarossa Rangeを隔てて生まれる標高差は、ワインの性質に大きな違いをもたらします。
Eden Valleyは高標高なので冷涼な気候となり、リースリングの銘醸地です。テイスティングでも頻出のワインですので、ぜひ機会があれば飲んでみてください!
3.オーストラリアのオークで、①Hogsheads と②Puncheons の容量をそれぞれ回答してください(教本183P)
→①Hogsheads 300ℓ ②Puncheons 500ℓ
4.Barossa Old Vine Charterにおいて制定されている、樹齢125年以上の古木を何と呼ぶか原語で回答してください。(教本183P)
→Barossa Ancestor Vine
樹齢35年、樹齢70年、樹齢100年、、とそれぞれに制定された呼び方がありますので、覚えておいてください!
また、樹齢については南アフリカのOVP。スペインプリオラートでの新しい格付け。こちらも超重要ですので覚えておいてくださいね!
5.Eden ValleyにおいてKeynetonに位置する、単一畑で有名なワイン名を原語で回答してください。(教本184P)
→Henschke Hill of Grace
Hemschke(ヘンチキ)頻出です。スペルが覚えにくいですが、必ず書けるように準備してください。
このワインメーカーとオーストラリアにおいて双璧をなすPenfolds社についても「Grange Hermitage BIN1」ファーストヴィンテージの年号なども問われる可能性があります。
練習問題
- Adelaide Hillsの小地区を2つ原語で回答してください(教本184P)
- Langhorne Creekにおいて南氷洋からアレキサンドリナ湖を横切って吹く冷涼な南風を、地元では何と呼ばれていますか?(教本186P)
- オーストラリアを代表する、カベルネ・ソーヴィニョンの銘醸地の一つで、John Riddochが最初のブドウを植え開拓した地域の名前を原語で回答してください(教本186P)
- 南オーストラリア州において2020年1月の大規模森林火災の被害によりブドウ畑の3分の1が消失したと報告されている地域はどこですか?(教本187P)
- オーストラリアにおいて約30%に相当する、灌漑を前提に大規模に量販ワイン用ブドウを産出する産地を回答してください(教本187P)
★お知らせ★
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