【最終更新日】2024年7月14日
こんにちは!今回は日本のブドウの仕立て方法について学習しましょう!
練習問題 日本のブドウの仕立て方法
Q:日本で棚仕立てが採用され始めた時代を選んでください。
①安土桃山時代
②江戸時代
③明治時代
④大正時代
この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。
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問題の正解はこちら!
正解は②の江戸時代です!
日本で採用されているブドウの仕立て方法は大きく分けて、棚仕立てと垣根仕立てがあります。
世界的にみると垣根仕立てが広く採用されています。
そんな中で日本で棚仕立てが採用された大きな理由としては、温暖で湿潤な日本の気候に対応することが挙げられます。
棚仕立てでは果実の上を枝や葉が覆うことで強すぎる日差しからブドウの果実を守ることができます。
また、高い位置にブドウが成るので、地表から果実を離すことができ、ブドウを湿度から守り病害虫を防ぎやすくなります。
他にはワイン造りというものは、ブドウを収穫してから醸造、熟成、瓶詰などの作業を経るため収益化に時間がかかります。
枝を高く配置させる棚仕立てを採用することで、畑の低い位置で他の収益性の高い野菜などを栽培できるようにするというメリットもあったと言われています。
こうした理由で日本では江戸時代から棚仕立てが広く採用されてきました。
主な棚仕立てには「X字型剪定」「一文字型短梢剪定」「H字型短梢剪定」があります。
それぞれ写真を見てどの仕立て法か分かるようにしておきましょう。
まだ日本では棚仕立てが主流ではありますが、近年垣根仕立てが増加傾向にあり、全体の30.3%を占めるまでになりました。
これは国際品種が増加していることが起因しています。
棚仕立ては主に甲州やコンコードに採用され、垣根仕立ては主にシャルドネやメルロに採用されています。
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