【最終更新日】2022年5月8日
こんにちは。ワインブックスメンター、ソムリエ・エクセレンスのなーなです。
最近はお風呂で呪術廻戦をAmazonPrimeで見るのが目下の楽しみです。(笑)
前回では、どのように勉強時間をつくっていったのかを紹介しました。
今回は、具体的にどうやってエクセレンスの筆記対策をしたのかをお話します。
エクセレンス試験の筆記対策
こちらも基本は一般呼称と同じで基本は暗記です。
一般呼称試験と同レベルの難易度の問題も記述式で出ます。
エクセレンスでは、言語・スペル通りに書ける練習を積み重ねることが大切です。
暗記をナメてはいけません。暗記こそがエクセレンス試験の全てであり、暗記を制する者が試験を制するといっても過言ではありません。
東大生クイズ王の伊沢さんも仰ってます。(←勉強に取り組む前にこの動画是非見てほしい)
この動画でも解説しているように、まず「暗記」=「暗唱」、スポーツでいうところの基礎筋力です。ベースづくりですね。どのプロスポーツ選手も筋トレにたっぷりと時間をかけます。
そして暗記には近道はありません。(暗記パンがあれば別ですが。。。)
しかし、こうやって勉強すると記憶が定着しやすい!という作法は動画でも説明がありました通り、
- マクロ→ミクロの暗記
- イメージ関連
- 記よりアウトプット
1.マクロ→ミクロの暗記とは?
エクセレンス試験ではちょっとした論述問題も出題されます。
「スクリューキャップのメリットを簡潔に説明してください。」
「Finger Lakesにおいて湖がブドウ栽培に及ぼす好影響を簡潔に説明してください。」
どちらも2021年の筆記試験で実際に出題された問題です。(回答は次回に)
上記の問題はマクロの暗記です。自分の中で大まかなイメージをとらえてそれを表現する力。
ミクロの項目(サブリージョンやコミューンの細かい名前など)を覚えるにしても、マクロ(大まか)にその地域や特性のイメージが頭にあると覚えやすいでしょう。
初めてワインを勉強するとき「まずは地図を覚えることから。」と言われなかったでしょうか?(私はそうでした)地理を頭に叩き込むことは、まさにマクロの暗記です。
この緯度、この地域特性で、こんな歴史的背景のある国のワイン。←このイメージが頭に入っていることが大切なのです。
例えば、フランスのシャンパーニュ地方のグランクリュを覚えるにしても、まずは世界地図で位置を確認。
同緯度の地域はどこなのか?比較して日本のどこと同じくらいの緯度なのか?
そこからクローズアップしてフランス全体。ヨーロッパの場合は隣接国もチェック。ドイツやベルギーなどが近くにありますね。
それからシャンパーニュ地方を見る。一番北にある地区は?最南の地区は?
これをA4のノートに殴り書きでいいので、落とし込む。そこから細かい項目を書き込んで覚える。
私はこの繰り返しで各国を攻略していきました。ノートは見返して自分でも読めないくらいに汚いですが。(笑)
今回はここまで。次回は暗記の「イメージ関連」についてお話します!
④練習問題答え合わせ
1、「岩の原葡萄園」が設立された年号を答えてください(教本62P)
→1893年
「岩の原葡萄園」、「川上善兵衛」「マスカット・ベーリーA」などは一般呼称でも覚えたと思います。年号もチェックしておきましょう。
ちなみに川上善兵衛さんがマスカット・ベーリーAを開発し登録したのは1927年です。ずいぶんお若い時にワイナリーを造ったのですね。偉人すごい。
2、日本で果実酒の消費量が甘未果実酒の消費量を上回った年号を答えてください。(教本62P)
→1975年
ワイン元年「1973年」と間違えないように記憶しましょう。また、なぜこの年がワイン元年と呼ばれるようになったのかを記述できるように対策しておくとさらに良いでしょう!
3、G.I. YANANASHIと表記のあるマスカット・ベーリーAのワインがあります。この場合、このブドウ品種は何%以上含まれている必要がありますか?(教本65P)
→85%
85%ルールの国は多いですね!ちなみに甲州の場合は100%である必要があります。
4、G.I.を英語でスペルアウトしてください。(教本68P)
→Geographical Indication
スペルアウト問題は毎年必ず出題されます。GDC、O.I.V.のスペルアウトは2021年に出題されました。
5、山幸の交配を答えてください。(教本74P)
→ヤマブドウ×清見
日本の品種は交配・交雑も細かく見ておきましょう。特に山幸は2020年にO.I.V.に登録されたホットな日本の品種です。できれば山幸ワインの料理ペアリングまで想定しておいてください。
山幸は野性味のあふれる味わい、北海道の品種という点に結び付けてペアリングが想定できると高得点でしょう(二次・三次試験対策)
⑤練習問題
1.甲州のDNAを解析し、ルーツを解明した(独)酒類総合研究所の人物の名前を回答してください。(教本69P)
2.地理的表示「山梨」を名乗る際の甲州の糖度基準は何度以上必要でしょうか?(教本70P)
3.日本の甲州ワインの何パーセントが山梨県産の甲州ブドウでつくられているでしょうか?(教本70P)
4.日本ワインのG.I.に認定されている地域を全て答えてください。
5.甲州の栽培最北の地域はどこですか?(教本71P)
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!
ではまた。
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