樽材の切り方について

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  • #32337
    kinouchichiemi
    参加者

    いつも丁寧なご対応をありがとうございます。
    樽材の切り方についてお教えください。

    フレンチオークは柾目とり、アメリカンオークは板目とりとだけ理解していましたが
    それには理由があるのでしょうか?
    たとえばアメリカンオークはチロースの密度が高いので板目とりでもチロースを壊してしまうことが少ない+手間がかからず安価に作れる。
    フレンチオークはその逆で柾目にしないとチロースを壊してしまうので手間がかかるが柾目にしている。
    と、考えて良いのでしょうか?
    もしくはフレンチオークは歩留まりの悪い柾目にしているのは何か理由があるのでしょうか?

    #32339
    na_na
    キーマスター

    ご質問ありがとうございます。
    ご指摘のとおり、アメリカンオークにはチロース(ゴム状の物質)が含まれるためです。
    同じオークでも、
    学名が異なりますので、アメリカンオークとフレンチオークは違う植物とお考えいただくと分かりやすいかと。
    たとえば、スギとヒノキのような。(逆に分かりにくかったらすみません)
    お風呂の浴槽に使える木材とそうでない木材との違いというニュアンスでお考えいただけると。
    どちらも木材の良い香りがしますが、香りは異なりますよね。(樽の香り成分)

    どちらも液体を入れて保存するので、漏れない機密性が必要とされます。
    正確な数値は私も存じ上げませんが、フレンチオークの木材をアメリカンオークと同じように板目取りしても液漏れが起こってしまう。

    逆にアメリカンオークはチロースのゴム成分がジップロックのようなゴムのような接着剤の役割を果たしますので、柾目取りの必要がありません。

    以上が私からの返答となります。
    説明不足でわかりにくい点があればまたご質問ください。

    なーな

    #32340
    kinouchichiemi
    参加者

    早速にありがとうございます。
    板目どりにすると変形、収縮などの比率が高くなるけれどもアメリカンオークはそれをチロースが補ってくれる。そして価格も抑えられる。
    フレンチオークはチロースが少ない分柾目にして変形、収縮などが起こるリスクを少なくして液漏れが起こらないようにしている。
    との考えで良いですか?

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