【最終更新日】2022年12月26日
こんにちは。WBS受講生のhanacoです。
前回まではワイン概論、フランスについての勉強法や学習ポイントでしたが、今回は酒類飲料概論について触れていきたいと思います。
私は酒類飲料概論はワイン概論と並んで比較的得点を上げやすい分野と考えています。
酒類飲料概論は、これまで生きてきた中で培った常識や経験をもとに考えれば、ある程度正解にたどり着ける問題も多いと感じるからです。
私の場合、東欧諸国に全くなじみがなかったため、東欧の地名やぶどうの品種名はおろか地図上の位置関係もあやふやでしたか。
それに比べると酒類飲料概論は比較的勉強しやすい分野でした。
前職の関係でリキュールやオードヴィに触れることが多かったことも幸いでした。
仕事でかかわることがない方々にとっても、ビールやカクテル、蒸留酒など、普段の生活の中で身近に触れるものが多いと思います。
ですので酒類飲料概論は興味をもって学習しやすく、覚えやすい分野なのではないでしょうか?
また、酒類飲料概論をしっかり学んでおくべきと考える理由は、二次試験の「その他のお酒」でも出題されるからです。
配点こそ低いですが、ワインの品種を当てるよりは正解しやすいので、確実に押さえておきたいところです。
是非、酒類飲料概論を学習される際は実際に蒸留酒・リキュールなどを手に取り、香りや味わいを確認しながら進めていただくことをお勧めします。
そして読み書きに加え、WBSウェブ講義やYouTubeなどの動画を耳で聞くという学習を併用することで、効率よく暗記していくこともお勧めします。
時間のない方も隙間時間で勉強でき、動画を聞き流すだけでも記憶の定着につながるので、試してみて下さい。
それでは、下の各ポイントについて順に触れていきたいと思います。
ソムリエ試験、ワインエキスパート試験の具体的な勉強方法はこちらをご参考ください→
目次
ワインエキスパート試験の勉強方法 酒類概論
得点しやすい分野なので注目!
⦁ ビール
⦁ ウィスキー
⦁ ブランデー
⦁ リキュール
⦁ スピリッツ
⦁ カクテル
の順で説明しますね。
【ビール】
POINT:歴史、発祥・発展の地、ALC度数、特徴
特に歴史は重要なポイントだと思います。
発酵形態に関しては下面発酵はボックとピルスナーの2つだけなので、覚えやすいのではないでしょうか。
【ウィスキー】
POINT:モルト・グレーンの各製造工程や発展の歴史
五大ウィスキーの中でも特に日本のウィスキーの歴史に関しては念入りに覚えました。
【ブランデー】
POINT:品種、地区、A.O.C.、熟成表示
グレープブランデー、フルーツブランデー(Eaux-de-vie deFruits)、アップルブランデー(Eaux-de-vie de Cidre)と幅広いです。
特にコニャックの出題が多いようなので、コニャックを重点的に押さえました。
私の中ではなかなかハードルが高く、苦労したのがこのブランデーでした。
アルマニャック・コニャック・カルバドスのコントが混同しやすいためです。
これは一覧表にして目につくところに貼って覚えるようにしました。
2022年度ソムリエ二次試験ではグレープブランデーのピスコ、ワインエキスパート二次試験ではオー・ド・ヴィ・ド・キルシュが出題されました。
【リキュール】
POINT:産地、成分、ALC度数、歴史やエピソード
二次試験に備えて、味わいの特徴も踏まえての学習でした。
リキュールは数が多いので、有名なものや過去の出題頻度の高いもののみを絞って覚えました。
重要なものを絞り込み、取捨選択が必要になります。
【スピリッツ】
POINT:原料、タイプ、熟成表示、どのカクテルに使われているか
特にテキーラは熟成表示やメスカルとの違いを含め、しっかり学習しました。
【カクテル】
POINT:技法、レシピ、タイプ、ベースとなるスピリッツ、香りづけのリキュールと合わせて覚えること
有名なものや出題頻度の高いものを中心に覚えていきました。
最後に
酒類飲料概論は、二次試験に繋がるということを踏まえて学習することが重要だと感じます。
フランスやイタリアに比べてボリュームは小さめですが、やはり細かいところを含めそれなりの量の暗記が必要でした。
また、コントは本当に混同しやすく、慣れない用語を覚えるのに苦労しました。
とはいえ酒類飲料概論はなじみがある分野でもあるので、前半の大ボリュームの学習後の中間期に持ってくることで、少し息抜きしながら学ぶことができました。
先にも述べましたが、酒類飲料概論は得点しやすい分野であると思いますので、うまく乗り切って、合格につなげてください。
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