エクセレンス試験合格日記。二次試験テイスティングの必勝法方①

【最終更新日】2022年4月26日

こんばんは。

ワインブックスメンターでソムリエ・エクセレンスのなーなです。

 

もうすぐ冬が明け、春になろうとしていますが、、、皆様、勉強の進み具合はいかがでしょうか?

 

  • 一次試験の模試やったけど、ズタボロだからひたすらに撃沈している。
  • 何をどう手をつけていいかわからずに、時間だけが過ぎている。
  • 一般呼称の合格ラインすら怪しい。教本が分厚くなりすぎていて、もう見るのも面倒くさい。今一般呼称受けようとしている人たちを尊敬します。
  • 受験仲間が少なすぎて全然モチベーションが上がらなくて、それどころではない。
  • 二次試験のテイスティングの勉強もしなきゃいけないけど、それ以前に内容が難しすぎで落ち込んでおり、それどころではない。

 

↑↑↑

はい。全て一年前の私です!笑

先の見えない大海原をログポーズも無しで航海しているような不安感。

気持ちばかりが焦っていました。

 

結論からいいますと、

それでも大丈夫!今からでも十分間に合います!

 

先手必勝

ということで、今回は二次試験のテイスティングをどうやって乗り越えたかをお伝えします。

試験は秋だし、とりあえず一次試験に全集中!!

という気持ちもわかりますが、二次対策、から初める(2022年3月時点)ことを強くオススメします。

 

なぜなら、

  • 二次試験の筆記は一分一秒が時間との闘いで、試験本番で考えている時間はほとんどない。
  • 一次試験を通過後、たった一か月の間に、二次、三次の対策としなくてはいけない。二次試験対策を先に済ませておく方が有利。
  • テイスティングとは野球でいえばバットの素振りのようなもので、時間をかけて慣れる必要があるから。

 

主にこれら3つです。

上の2つはまさに時間との闘いなので同様のことなのですが

何よりもテイスティングフォームを確立させることが二次試験においては非常に重要になるからです。

テイスティングフォームとは??

一つのワインに対して、外観、香り、味わい、ワインの使い方

などを順に見分けて、コメントできるかです。

 

フォームとあるくらいなので、型です。

この型を身体に叩き込ませることが、とても重要なのです。

 

ゴルフも野球もフォームがきちんとしていなかったり、我流だけではうまくボールは飛びません。

テイスティングも、フォームがきちんと出来ていないと得点になりません。

 

ソムリエの試験は得点方式で採点されます。

合格基準やどの項目を見るかは公にはされてはいませんが、採点の方式はフィギュアスケートの演技と同じようなものだと予想されます。

決められた項目をいかにしっかりこなしているか?内容に整合性があるか?という点をきちんと押さえて対策すれば高得点が狙えます!

審査員もチェック項目表のようなものを手元にそこから採点しているはずです。

審査員側からすれば、チェック項目を上から順に採点できるほど、得点はつけやすいです。

ですので、フォームで順に沿ってコメントするということがとても大切になります。

 

テイスティングでは品種や産地をずばり当てられなくても大丈夫です。

 

もちろん、品種や産地を当てれば、フィギュアスケートの演技で羽生君の4回転ジャンプが決まったかのような高得点をマークできるのですが、、、

全員が4回転ジャンプをこなせるとは限らない。。。

 

エクセレンス試験の目的は合格です!

金メダルを取ることではありません。コンクールなどに出場するのであれば別ですが。

リスクを冒して品種当てに走るよりは、

確実に着実に1点ずつを積み重ねるほうが、合格へ近づけます

 

また、テイスティングフォームの確立が基礎だとすると、

このフォームこそが仕上がっていないと大技も決められないはずです。

筋トレや基礎体力のようなものです。

 

では次回は具体的にどうやってテイスティングフォームを確立させ、勉強していったのかをお話したいと思います!

 

今日もここまで読んでくださってありがとうございました!

 

練習問題コーナー

答え合わせ

1.アルゼンチンにおいて最も北に位置するワイン生産地域を回答してください。(教本155P)

→Quebrada de Humahuaca(ケブラダ・デ・ウマワカ)

2022年教本に新しく追加されました。ここは要注意です。ややこしい名前ですね、、、(スペイン語圏では”H”の音は発音しません)

 

2.メンドーサのブドウ畑に、マルベック、カベルネソーヴィニョン、メルロ、ソーヴィニョンブランなどを初めて植えた人物の名前を回答してください。(教本157P)

→Michel Aimé Pouget(ミッシェル・エイム・プージョ)

アルゼンチン政府がフランスから呼び寄せた人物です。酸化防止剤の二酸化硫黄を紹介したのもこの人物だといわれています。

 

3.アルゼンチンにおいてLa Francesaと呼ばれるブドウ品種を回答してください。(教本157P)

→マルベック

フランスから来た代表品種のようなイメージでこのような呼び名でしたしまれたのかもしれません(予想です)

 

4.アルゼンチンにおいてイタリア由来の栽培技術の仕立て方を何と言いますか?(教本157P)

→パラール

棚仕立てです。灌漑用水路の設備も併設しやすく、ワインを大量生産できるようになりました。

 

5.カリフォルニアでロバート・モンタヴィの元で学び、メンドーサにカベルネ・ソーヴィニョンのヴァラエタルワインをリリースした人物を回答してください(教本158P)

→Nicoras Catena

アルゼンチンをリードするワインメーカーですね。エクセレンスを目指すなら、ニコラス・カテナの写真もリンクさせて覚えてください!

 

練習問題

  1. Anti-granizoとは何ですか?簡潔に説明してください。(教本159P)
  2. 太平洋の寒冷風がチリ側アンデスに雨を落とし、乾いてアルゼンチン側に吹き下ろす風のことを何と言いますか?(教本159P)
  3. Please spell out VSP.(教本160P)
  4. 英語のチェリーを意味し、リスタン・プリエトの亜種と考えられているブドウ品種を回答してください。(教本161P)
  5. アルゼンチンのTorrontésの3種の亜種を回答してください。(教本161P)

 

今日も最後までありがとうございました!

 
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