ワインコンサルタントの年収とは?キャリアの積み方と年収の上げ方

【最終更新日】2023年11月19日

ソムリエやワインエキスパートとして活動を続けていくことで、ワインコンサルタントとして活躍をしたいという方は多いかもしれません。

ワインコンサルタントとは、企業のワインサービスに適切なアドバイスをして、場合によりましてはワインリストの作成やワインサービスへのコーチ、ワイン以外の飲料に対するアドバイスなどを行います。

何となく華やかに映るかもしれませんが、そうなると気になるのはやはり年収でしょう。

 

ワインコンサルタントとして顧客のニーズにこたえてしっかりと活動をしていけば、もちろん高い年収が期待できますが、ただし基本的にコンサルタントは個人プレーの為、どうしても下積みの時代を経験するものかもしれません。

目の前のコンサルタントをしっかりとこなしていき、顧客を増やし、結果として年収が上がる。このイメージでしょう。

 

ここでは気になるワインコンサルタントの年収について解説します。

 

なお、ワインブックスでは企業様や個人様へのコンサルタントを行っております。

ワインジャンルで圧倒的な知名度のあるワインブックスチャンネルを運営し、最大規模のオンラインのワインスクールを運営するノウハウを提供しております。

ワインブックスのコンサルタントはこちら→

 

ワインコンサルタントの年収は?

基本的には個人プレー

コンサルタントにもいろいろな形があって、ワインだけに限らず様々なコンサルタント会社があります。

企業に対する法務関係のコンサルタントや財務のコンサルタントなどは分かりやすい例でしょう。

また、M&Aの時になるとデュ―ディリジェンスといって企業調査をしっかりしないといけないため、普通はコンサルタントのアドバイスのもとに実行することになります。

 

ではワインはどうかというと、基本的にはワインコンサルタントを専門に行っている会社は数少ないのが現状です。

また、ワインはどうしても個人の資質によるところが多いため、企業でのチームを組んでのコンサルタントよりも、個人に依頼をされることの方が多くなります。

 

例えばソムリエコンテストで優勝した人だったり、SNSなどで活躍をしている人に企業から直接依頼がされる。このパターンでしょう。

 

ワインコンサルタントの年収

個人に依頼がされるということは、基本的には

依頼の数×コンサルタント料

で売り上げは決まることになります。

 

もちろん必要経費は掛かりますので、売り上げから損金を差し引いたものが収入ということになりますが、基本的にコンサルタントはほとんど経費は掛かりませんので、売り上げがそのまま収入になることも多いです。

 

では、どのくらいの年収が期待できるでしょうか?

例えばワインブックスはコンサルタントを月額100,000円から依頼を受けています。最低の期間を半年から1年間。依頼の内容によっては100,000円から1,000,000円までと幅広いです。

 

ワインブックスの場合は企業の認知度アップまでアドバイスをさせていただいておりますので、これを依頼するとどうしても高額になりますので、ここではわかりやすく1社10万円としましょう。

 

例えばフレンチレストランのコンサルタントで、ワインリストを作成し、毎月確認・微調整し、スタッフに教育をする。

これを一つのパッケージで依頼を受けるとします。

このコンサルタントが8件あれば月の売り上げは80万円ということになりますので、年にして960万円になります。

 

コンサルタントの価値とは?

一つのお店や企業がコンサルタントに毎月10万円を支払うのはかなりの金額のように感じるかもしれません。

しかし数字で理詰めで考えると10万円以上の価値をもたらすことが可能です。

 

分かりやすいのがワインの売り上げの向上です。

ワインはカクテルなどと違ってすでに出来上がっているものを抜栓して注ぐだけでサービスは完了します。

あなたがコンサルタントを担当した結果、そのお店のワインの売り上げが100万円上がれば当然コンサルタントの利用価値は上がります。

 

また、レストラン運営においてワインリストがしっかり表記がされていることで、顧客からは「あそこのお店はワインの品ぞろえがいい」と思わせることができます。

ワインは多くのビジネスエリートに愛されているため、上質な顧客へのイメージアップがされるというメリットも大きいです。

 

ワインブックスのコンサルタントでは、焼き肉店や中国料理店、寿司や和食などの、ソムリエを設置しないお店へのコンサルタントも積極的に行っています。

仮にソムリエを雇うことで40万円の給与を支払うのであれば、コンサルタントに10万円でワインリストを作成してもらい、ワインサービスヘのアドバイスをしてもらう。

こうすることで、お店側はソムリエを雇わずにワインリストが作成できて、かつ、適切なワインサービスのコーチが受けられることになります。

 

ワインコンサルタントに求められる資質とは?

ワインコンサルタントには複雑な課題に対処する能力、優れたコミュニケーションスキル、客観的な分析力が不可欠です。

問題の本質を理解し、クライアントとの信頼関係を築くためには、専門知識だけでなく柔軟性と創造性も必要です。

ワインだけを知っていても現場のことがわかっていなければ当然違和感を与えてしまいますし、想像力がないワインコンサルタントは早々と見切りをつけられてしまうでしょう。

 

また、状況に応じた適切なアドバイスと行動力も求められます。

プロのコンサルタントは、変化の激しい環境でクライアントの成功を支えるために、常に学習と成長を重視し、高い倫理観とプロフェッショナリズムを保持しています。

ワインはもちろんワインサービス、最新の動向やトレンドを意識して、冷静に分析し、アドバイスに反映させることが望まれます。

 

ワインコンサルタントの年収の上げ方

専門知識の向上

ワイン業界や領域の深い知識を身につけることで、クライアントに対して高度な価値を提供できます。

専門性が高まれば、プロジェクトにおいて不可欠な存在となり、それに応じた報酬が期待できます。

 

コミュニケーションスキルの向上

優れたコミュニケーション能力はクライアントとの信頼関係を築く上で不可欠です。

ワインブックスのコンサルタントでは、専門知識よりもコミュニケーションに重要性を置いています。

効果的なコミュニケーションは、プロジェクトの成功に直結し、クライアントからの信任を得ることができます。

 

経営感覚の磨き上げ

経営者、オーナーの側に立ち、ビジネス全体を俯瞰し、経営に関する洞察を提供できるようになることが重要です。

戦略的な視点を持つことで、クライアントのビジネス課題をより包括的かつ効果的に解決できます。

単にワインの専門知識だけでなく、あなた自身が経営者の気持ちに寄り添い、共感し、そのうえで適切なアドバイスをすることが求められます。

 

新規ビジネスの開拓

既存のクライアントだけでなく、新たなビジネス機会を見つけて開拓することが重要です。

新規プロジェクトやクライアントの獲得は、収入源の多様化となります。

既存のクライアントからの紹介であればいいですが、なかなかそうまくはいかないものです。

この場合はSNSなどで積極的に発信することであなたのワインコンサルタントを周知させることも必要になってきます。

 

まとめ

いかがでしょうか。ワインコンサルタントの年収と年収の上げ方について解説しました。

ワインコンサルタントというと敷居が高そうですが、専門知識の磨き上げやSNSでの発信により案件獲得の可能性が高まるでしょう。

 

ただし、コンサルタントを依頼する側の求めるハードルは予想以上に高いことも多く、生半可な専門知識ではクライアントの期待に応えられません。

普段から専門知識を習得し、学習を続けることも大事ですし、もちろん情報発信も重要になります。

粘り強く活動を続ければ、高い年収も期待できますので、ご活躍を期待しております。


 

【ワインブックスオンラインスクールのご案内】



このサイトは、ワインブックススクールの運営です。

ワインブックススクールでは、月額2200円で、いつでも、どこでも、誰でもワインの学習ができる環境が整っています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験の対策に

趣味のワインライフに

エクセレンス試験の対策に

飲食店の頼もしい見方に

ご活用ください。必ずお役に立てることをお約束します。

WBSのソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座はこちら→


  ワインビジネスをご検討のお店様、企業様へのワインコンサルタントも行っています。

ワインエキスパート試験とは?試験の全体像はこちら→

ワインブックスにお越しいただいてのテイスティング講座はこちら
ワインブックスのテイスティングコースはこちら→

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です