【最終更新日】2023年4月27日
こんにちは。WBSの前場です。
ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の最大のヤマはなんといっても一次の筆記試験でしょう。
その中でも「ここは必ず出る」あるいは「ここは出るだろう」とネットで話題になる項目があって、それらをどのようにして取り組めばいいのかがいまいちわからないという方は多いはずです。
WBSでは豊富な練習問題があり、それらの数値を取得して分析することで、これまでぼんやりしていた学習項目のそれぞれの重要性を可視化して皆様にお伝えしています。
可視化しているからこそ多くのWBS生様は納得して学習に取り組むことができるし、大事な可処分時間を割くことができるのです。
下の表とグラフはその一部を現わしたものです。リアルタイムで反映されますので数値については流動的です。
目次
練習問題の取り組み数と平均点
*スマホは右にスライドします。
【グラフ】練習問題の取り組み数
*4月7日からの集計です。1月2月の定期試験は回答が反映される前に実施されましたのでサンプルがありません。
今回は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の勉強方法のうち、WBSが行っている分析のうち、おそらく多くの方が知りたいであろう「重要項目の学習」について分析をします。
このコンテンツはオープンコンテンツとなっていますが、実際のWBSの分析はもっとち密ですし、これをWBS生様のモチベーションの維持や実際の試験での効果的な得点に直結させています。
WBS生様には釈迦に説法ではございますが、一つのご参考にしてくださいますと幸いです。
なお、この記事では総論として「得意分野よりも苦手分野に取り組みましょう」という論旨ですが、決して得意分野の練習問題をやるのをやめましょうという意図ではありません。
得意分野を毎日こなすことで学習習慣の醸成にもつながりますし、リズムよく学習できる方もいらっしゃると思います。
WBS生様におかれましては誤解をされないようにお願いいたします。
WBSでは、月額2200円で、いつでもどこでも最高の学習環境が得られます。
いつでも学習を始められますので、皆様のご参加をお待ちしております。
WBSのソムリエ試験・ワインエキスパート試験対策講座はこちらをご参考ください→
ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の勉強方法の総論はこちらをご参考ください→
ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の勉強方法【重要項目の分析編】
アナリティクスの見方
ではさっそく分析をしてみましょう。実際にはもっと精緻に分析しますが、ここでは最も分かりやすい分析をご紹介します。
もう一度見てみましょう。↑はWBS生の皆様が取り組まれた練習問題の取り組み数と平均点を現したものになります。
取り組み数が多いということは、それだけ多くの方が「この科目は重要だ」と思っていることがわかります。
逆に取り組み数が少ないということは、それだけ多くの方が「この科目は重要ではない」あるいは「この科目は何となく苦手だ」と感じていることを現わしています。
多くの方が「取り組んだ方がいい」あるいは「何度もやって得意科目にしたほうがいい」と感じている科目については平均点が上がる傾向にあります。
逆に苦手意識のある分野、あるいは重要ではないだろうと思われている分野については取り組み数そのものが少なく、また、平均点も下がる傾向にあります。
アナリティクスの分析については、適宜参考数値を増やす予定ですので、またご連絡いたします。
ここで勘の鋭い方はこう思うかもしれません「練習問題は資料を見ながら問題を解いている可能性があるから、参考にならないんじゃないか」と。
もちろん、練習問題を資料を見ながら回答している可能性もありますが、多くのWBS生はできる限り可処分時間をかけずに効果的に学習を進めています。
多くのWBS生様が資料を見て回答しているのであれば、ここまで平均点は差がつかないはずです。
枝葉の可能性に惑わされず、幹を信頼しましょう。資料を見ながらの回答も当然に含めた分析ととらえてください。
得意分野の分析
では、ここからさらに踏み込んで分析をしてみましょう。ここではわかりやすく、メドック61シャトーとブルゴーニュクリママスターを比較してみましょう。
まずはメドック61シャトーを見てください。リアルタイム反映なので現在の値とはちがうこともあるかもしれませんが、それでもおそらく取り組み数はブルゴーニュクリママスターよりも相当多いはずです。
WBSでは「単純な記憶で解決できる問題は早期に覚えてしまいましょう」とお伝えしています。
メドック61シャトーは多くの情報で「必ず出るから覚えたほうがいい」と目にすることがあり、かつ、おそらく格付けは今後も変更することはないだろう、という安心感から学習価値を見出しやすいのでしょう。
WBSでは毎日問題がシャッフルされる学習支援システムがあります。何度トライしてももちろん追加料金はかかりません。
これが奏功する形で多くのWBS生様はメドック61シャトーに取り組み、そして得意分野にしていることがわかります。
苦手分野の分析
では、対照的にブルゴーニュクリママスターはどうでしょうか?おそらく現在でも取り組み数は少なく、平均点もメドックに比べて低いはずです。
これはどういうことかというと、
・メドック61シャトーのように範囲が決まっていないため、どこまで覚えていいかわからない
・同じクリマ名が複数のコミューンにあるため、混同しやすく、苦手意識につながりやすい
・出題されるかどうかの情報が少ないため、本腰を入れて取り組みづらい
・実際のワインライフに役立つ実感が持ちづらく、学習をする価値を見出しにくい
おそらくこのような理由から学習意欲が持ちづらいのでしょう。全くその通りだと思います。
では、これを単に「みんなができていないから安心した」で終わらせたらどうでしょう?
これでは得意科目を上塗りしていることになる可能性があります。
耳が痛い人もいると思いますので言いづらいのですが、得意科目をいくら上塗りしても、決して効果的でないことはあなたもわかっているはずです。
できれば得意科目に加えて、自身が苦手だと思っている科目も取り組むようにしましょう。
データからあなたなりの学習方法を模索する
では、また別の見方をしてみましょう。メドック61シャトーを捨て問にした場合を想定しましょう。
この場合は他の受験生ができる可能性が高いにも関わらず、あなたが得点ができないとその分差がついてしまい、結果として合否を決める致命的なミスになる可能性があるということを現わしています。
これがWBSが「単純な記憶で解決できる問題は早期に覚えてしまいましょう」とお伝えしている理由です。
逆に取り組み数が少なく、かつ、平均点も低い科目はどうでしょうか?
実はここが合格するか、あるいは合格するにしても余裕をもって合格できるかどうかの分かれ道なのです。
誰もが苦手意識を持っている項目は、ほかの受験生が落とす可能性があるため、逆にあなたが得点できることでアドバンテージになるのです。
もちろん、学習の方法は一つではありませんが、合格をするという目的から逆算すれば、「出題の可能性が高く、かつ、ほかの受験生が苦手意識を持っている」分野は逆にチャンスととらえるのが合理的な判断でしょう。
WBS生お勧めのアクションプラン
では、特にWBS生様へのお勧めのアクションプランをご紹介します。
一番のお勧めはすべての科目を得意にする。これに尽きますが、さすがにこれではあんまりでしょう。
ただし分析結果と受験生側の心理からすると
・多くの人が得意にしている分野は、他の受験生も取り組んでいるというプレッシャーがあるため、自然とスイッチが入る可能性がある
・多くの人が苦手にしている分野は、ほっといてしまうと本試験までほっといてしまう可能性がある
これが人情でしょう。
本試験直前では、記憶の質を上げることに加えて教本本文の読み込みなどの地道な作業があり、なかなか可処分時間を割けないジレンマが訪れます。
そのため、ほかの受験生が得意分野にしている項目から積極的に取り組み、早めのうちに記憶を定着させるのが王道です。
苦手分野については「頑張れがんばれ」といっても、学習価値を見出せない限り取り組めないのもまた人情でしょう。
そのためできる取り組み数が多く、かつ、あなた自身が苦手意識を持っている分野からまずは取り組み、徐々に範囲を広げていくのが正攻法でしょう。
効果的に学習支援システムを活用しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?ほんの少しの可視化されたデータで、ここまで分析できるのかと驚いた方もいるはずです。
WBSでは、学習の方向性についてはできる限り合理的に判断し、最適解をWBS生様にご提示しています。
もちろん、合理性だけではモチベーションを維持できませんし、実際に学習を進めるには、最終的には気合と根性になります。
しかし、ただ闇雲に気合と根性で頑張っても、その頑張りが報われなければ何の意味もありません。
ただ時間とお金と労力を無駄にするだけで、結果も得られず、明後日の方向に向かって大事なリソースを割くことになるのです。
WBS生様におかれまして、正しい方向性で学習をすることで目的達成の可能性を最大化させるようお手伝いをさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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