【最終更新日】2022年11月6日
こんにちはワインブックススクール生のokaraです。
今回は一次試験のレポートを行いたいと思います。CBT試験を事前にできる限りイメージできるように書かせていただきました。
一次試験は既にご存じの方も多いかと思いますが、パソコンを使うCBT方式で行います。
ソムリエ・ワインエキスパート試験以外でも漢検などで用いられています。
実際に受験すると隣の席で異なる試験を行っているなどCBTを受験したことのない方にとっては独特の雰囲気です。
そんな雰囲気に飲まれないためにも今回試験の様子を詳細にレポートいたしますので、本番のイメージをしていただければと思います。
また、私が実際に遭遇したトラブルを踏まえ試験当日の心掛けなどについても述べさせていただきます。
おそらく多くの人は筆記試験というと多くの受験生が一堂に集まって、一斉にスタートして、時間がきて終了。このイメージだと思います↑。
しかしCBT試験はまったく勝手も雰囲気も違うので、あらかじめイメージできているかどうかは極めて重要です。
イメージができていないと経験していないことが目の前でどんどん繰り広げられて、最悪パニックになる可能性もあるからです。
当日は、もちろん写真などは撮影できませんので文字ベースになりますが、それでもできる限りWBSの受験生のお役に立てるように思い出して記載します。
是非ご参考ください。
【以下画像についてはイメージです】
なお、私の経験談になりますが、一次試験の勉強方法も寄稿しています。よろしければご参考ください。
ソムリエ試験の勉強法|フランスワインを効果的に覚える具体的方法
ソムリエ試験の勉強方法|イタリアワインはつまづきやすいので注意!
目次
ソムリエ1次 CBT試験の詳細レポート
会場
京都市の四条烏丸テストセンターで2022年8月21日に受験しました。
収容人数は50人ほどで、2つの部屋に分かれていました。試験官は受付含め合計で4名でした。
WBSのほかの方の感想では、なかには普通のパソコン教室みたいなところで行われているところもあったり様々なようです。
当日にびっくりしないためにも試験会場はかならず事前に下見をすることをお勧めします。
もし遅刻したら・・・
なお、おそらく気になる人もいると思いますが、遅刻についてはどのような対応になるのか?です。
これについては自分は遅刻をしていませんし、周りを見てもそれらしい人はいませんでしたので、あくまでも推測ですので行動根拠にしないでください。
CBT試験は全員がそろってよーいドン!で始まる試験ではありませんし、先に荷物を預けておく時間や、受付に並ぶ時間があります。
そのため時間についてはそこまで厳密に見ているかというと、自分にはそうはかんじませんでした。
後述しますが試験開始の1時間前には会場付近に着くことをお勧めしますが、それでも中にはどうしても間に合わない、あるいは当日になってトラブルが発生することもあるかもしれません。
この場合は正直に受付で申告し、何とか受験したいと相談してみてはいかがでしょうか。
(繰り返しになりますが、推測ですので行動の根拠にしないでください)
案内
まず身分証明書以外の手荷物をロッカーに預けます。
時計や筆記用具、飲食物なども持ち込みできません。
受付に行き、身分証明書の確認を終えると注意事項などが書かれた用紙を渡され説明を受けます。
席に案内され試験が開始します。
席
席は大きな仕切りで隔たれています。
真ん中にパソコンがあり、左側にヘッドホンと呼び出しボタンがありました。
頭上には一席ずつ監視カメラが設置されています。
当たり前ですがこの状況ではカンニングや不正は必ずバレます。
そしてソムリエ協会HPで晒されますので絶対にやめましょう。
さらには周りには既に試験を受けている人や、ソムリエ・ワインエキスパート試験以外の試験を受験している人もいます。
このあたりが他の試験とは異なる雰囲気である点です。
会場での時計
受付の段階で時計はロッカーに入れておくことになりますので試験会場には持ち込めません。
ただし画面にわかりやすく残り時間が表示されますので、時間がわからないということはありません。
ふだん腕時計をしている人や、スマホが手元にあっていつでも時間がわかる、という状況ではありませんが、さすがに試験中は許容して対応しましょう。
試験開始⇒合格発表
まず初めに練習があります。こちらはうる覚えでもう分けないのですが、おそらく1~3問程度だったと覚えています。
操作方法の確認のための問題で、試験時間にも含まれませんでした。
本試験の設問は全て4択の選択式で回答は1つのみです。
会場によって違うかもしれませんが、デスクトップのパソコンがあり、操作・回答そのものはマウスだけで行います。
回答画面に「あとで解く」というボタンがありますので自信がない問題などは考えすぎず、あとで解くにチェックを入れておき、全て回答が終わってから見直すようにしましょう。
正直、パソコンの操作で迷ったり、あるいは操作方法が完全にわからない、ということはよほどのことがない限りないと思います。
回答を終了すると、あっけないですが即座に合格か不合格かが画面に表示されます。
それを印刷し受付で受け取って試験は終了です。
問題の範囲や難易度
範囲は広く教本すべてから出題されている印象で、私はモルドバから2問も出たほどでした。
難易度に関しては個人差があると思いますが、難しかった印象です。
私だけでなくワインブックススクールの他の生徒の方も多くが難しいと感じていました。
私の感覚では基礎的な問題が6割、やや難易度の高い問題が3割、多くの受験生が回答できないような難問が1割程度でした。
合格点は70点程度と言われていますので、基礎的な問題をしっかりと回答できていれば合格点には届くかと思います。
難問について
受験生にとって難問はやはり気になってしまうものだと思います。
私が受験したときに出題された問題の例をいくつか紹介します。
・セントラルオタゴでシストの丘にブドウ畑が開発され、オタゴの中で最も暑い地区はどこか。正解→Bendigo
・オーストリアのコンクールで最高賞を受賞したツヴァイゲルトを生産しているワイナリーがある市は。正解→花巻市
・フランスから招聘された植物学者で、マルベックなどをメンドーサの畑に初めて植え、二酸化硫黄を紹介したのは誰か。正解→Michel Aime Pouget
・チリで、プエンテ・アルト、ピルケ、ブイン、アルト・ハウエルなどアンデスの麓の斜面に位置する畑が有名な品種は何か。正解→カベルネ・ソーヴィニヨン
このような教本の隅まで細かく読まないと解けないような問題も一部出題されます。
対策をするのは難しいですが、ワインブックススクールには高難易度対策問題資料というものがあります。
これはWBSの事務局が独自に作成したものですが、WBS生が一次試験を受けて実際に出題された難問も反映して作成したものです。
最新の試験で出題された問題も反映されていますので、ここまで対策しておくと自信がつくと思います。
心掛け
最後に試験当日の過ごし方についてです。
私が皆さんに心掛けいただきたいのは試験会場近くには1時間程度早めに着いておくことです。
他の方からも同じことを言われることがあると思いますが、私は実際に救われました。
私が受験した日は1時間程早く会場近くについていました。
カフェで時間を潰していると、突然大雨警報が出るほど天候が悪化し、交通機関に乱れが出ました。
ギリギリに家を出ていれば間に合うか危ういところでした。
会場に早くついておくなんて改まって言うのはばかばかしく思えるかもしれませんが、こういった一発勝負の試験などでは忘れてはならないものだと思います。
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