ワインエキスパートの副業とは?具体的な副業と難易度の解説

【最終更新日】2022年12月27日

ワインエキスパート試験は日本ソムリエ協会が1年に一度開催する呼称資格認定試験で、この試験に合格するとワインエキスパートを名乗ることができます。

ワインの世界ではソムリエと同等の難易度の試験とされていて、この試験に合格すればワインに関する幅広い知識とテイスティング能力があると認識されるでしょう。

 

ソムリエの副業についてはこちらをご参考ください→

 

ワインエキスパート試験は職務経験が求められませんので一般のワイン愛好家が受験対象者になります。

そのため「試験に受かっても仕事に活かせない」とされ、これが「ワインエキスパート 意味ない」のキーワードを生んでいるのです。

 

しかしインターネットの世界であれば実際の飲食店での経験がなくても知識経験は発揮できるし、これを仕事にすることは十分に可能です。

いきなり専業で始めるのはさすがにリスクが高すぎますが、ワインの知識を生かせる副業ということであれば敷居は低いものになります。

ここではワインエキスパート試験に合格した後の副業を検討してみましょう。

 

「ワインエキスパート 意味無い」についてはこちらをご覧ください→

 

ソムリエ試験、ワインエキスパート試験の具体的な勉強方法はこちらをご参考ください→

WBSのソムリエ試験・ワインエキスパート試験対策講座はこちら→

 

ワインエキスパートの副業とは?

ソムリエの下位互換はもう古い

ワインエキスパート試験は日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験です。

ソムリエ協会というくらいですから歴史的にはまずソムリエがあって、その後に一般の愛好家向けのワインエキスパート試験が発足した経緯があります。

そのため以前は「ワインエキスパートはソムリエの下位互換だ」というイメージも確かにあったかもしれません。

 

しかし試験発足から時がたつと徐々に実態が浮き彫りになってきます。

飲食店の中だけで経験を積んだソムリエと、実社会で様々な経験を積んだワインエキスパートでは視野の広さとビジネススキルに開きが出てきます。

 

こうなると業界的にも「ソムリエよりもワインエキスパートの方が優秀な人が多いんじゃない?」という見方も出てくるようになります。

言いづらいのですが飲食店の中だけで経験を積むとウェブのスキルが本当にゼロの方もいて、こうなると飲食店以外の生活を送っている人の方が話が早いということは僕自身も経験しています。

 

実際にソムリエもワインエキスパートも資格試験としては難易度は同じで、もちろん合格者の中には優秀な人もいればそうでない人もいます。

この流れから現在ではワインエキスパートがソムリエの下位互換だという考えは古く、ソムリエよりもしっかりした知識と経験がある人も多いという認識が一般的です。

 

飲食店以外の活躍の場は?

では実際にワインエキスパートの副業をざっくりと検討してみましょう。

分かりやすいのはワインスクールの講師でしょう。

ワインスクールの講師であれば知識と経験を他者に教える能力があればいいわけですので、飲食店での勤務経験があるかないかはどうでもいい話でしょう。

 

また、ワインショップの販売員でもワインエキスパート資格を持っている人は優遇される傾向にあります。

そりゃそうでしょう。ただ「ワインが好きです」というひととワインエキスパート資格を持っている人では雇う側はかならず後者を選びます。

 

また、インターネットの世界であればもっとこの傾向は顕著になります。

活字や映像でワインの知識経験を共有することができれば飲食店での経験は問われませんから、実際のリアル社会よりももっと活躍のチャンスがあると考えていいでしょう。

こちらの方はウェブライティング、情報発信者、インフルエンサーがおもな事例になります。

 

ワインスクールの講師

では、真っ先に思い浮かぶ副業としてワインスクールの講師を検討してみましょう。

綺麗でおしゃれなワインスクールで花形講師を務める。なんともきらびやかなイメージです。

 

確かにワインスクールの講師は人気職でイメージも良く、なりたいと夢をお持ちの方も多いはずです。

しかしその分難易度は高く、実際のハードルは副業としても専業としても最も高いとお考え下さい。

 

イメージがしやすくなりたい人が多いということは、それだけ狭き門だということになります。

なりたい人の中からやっとの思いで講師になれたと思ったら、今度は生徒からの人気不人気という現実を突きつけられることになります。

 

ワインスクールの講師になるためのプログラムまで用意しているワインスクールもあります。

あまり書くと生々しくなるのでここでは避けますが、それだけワインスクール側が老練だということです。

真正面から行けばワインスクールに踊らされていただけということにもなりかねません。

 

ワインショップでの副業

では、ワインショップでの副業はどうでしょうか?

こちらはかなり再現性が高くなります。

 

ワインショップはどの地方でもある程度の規模があれば一つはありますし、そこで勤務するスタッフは常に募集されていると思っていいでしょう。

ただしワインショップのスタッフは勿論立ち仕事ですし、接客能力も求められますので、ただワインの知識経験があるだけではたりません。

ワインの知識にプラスして本人が明るく、誰からも好かれる人であればお店からはぜひとも欲しい人材になるはずです。

しかし逆に接客もできない気もきかないということになると「あのひとはただの痛いワインオタク」な評価を受けるだけでしょう。

 

ですがこれについては決して難しいものではなく、日ごろの気遣いで十分に対応が可能でしょう。

清潔感のある身だしなみをととのえ、日常的に普通の受け答えができて、わからない人への面倒見が良ければ特にハードルが高いものではありません。

 

ウェブライティング

WBSがもっともお勧めしているのがワインエキスパートの副業がウェブライターです。

ウェブライターは、文字通りインターネット上の記事作成をする人です。

 

例えばジュヴレシャンベルタンの基礎知識を知りたいという人がいます。

この人がグーグルで「ジュヴレシャンベルタン 基礎知識」で検索したときに出てくるのはたいてい見たことのあるサイトでしょう。

これらのサイトの記事執筆をする人の仕事をウェブライティングと呼んでいます。

 

WBSでもワインブックスメディアというメディアサイトを運営していて、そこのライターさんはWBSで学習された方が務めています。

これであればいつでもどこでもパソコンさえあれば誰でもできますし、ライティングのスキルはネット社会ではメリットが多いのでお勧めです。

 

なぜウェブライティングがお勧めなのか?

ここでワインエキスパートの副業では、WBSではウェブライティングを強くお勧めしている理由を簡単にご説明します。

ウェブライティングといってもせんじ詰めればコンテンツ作成になります。

 

ただワインのデータが羅列しているページと、リズムよく読めてわかりやすく腹落ちのできるページでは価値が全く異なります。

ただのデータであればどこでも手に入りますので現代社会では価値はほとんどありません。

しかし逆にデータをわかりやすく伝えて検索ユーザーを引き付けるコンテンツであれば価値は非常に高いものになります。

 

ウェブライティングでコンテンツ作成を学べば、そのスキルを利用してウェブサイトを立ち上げたり、あるいは動画コンテンツ作成の際にも大きなアドバンテージになります。

ワインブックススクールでは、WBSで学習しながらウェブライティングのアルバイトができるプログラムもありますので、興味のある方は是非ご参考ください。

 

 

情報発信者、インフルエンサー

ワインエキスパートの副業で最もレベルが高く、可能性が広がるのは情報発信者、インフルエンサーです。

例えばワインエキスパートの知識経験を生かしてウェブメディアを立ち上げたり、あるいはユーチューブチャンネルを立ち上げるなどをして、これで収入を得るというものです。

 

自分のことで言いづらいのですが、僕の様なワイン系ユーチューバーになればある程度の発信力と影響力が出てきます。

ここまでくればワイン業界に与える影響は決して小さくありませんし、適切にマネタイズすれば普通のサラリーマンよりも収入は大きくなります。

 

ただしワインジャンルのユーチューバーで知っている人は、チャンネル登録者は多くても数千人で、どれだけ業界で実績があっても数百人という人が多いです。

これでは情報発信者とは呼べないし、もちろん影響力は限定的になります。

それだけ再現性は低いし、向き不向きもあるので万人にお勧めの副業とは言えません。

 

まとめ ワインエキスパートの副業は可能性がいっぱい

いかがでしょうか。ワインエキスパートの副業についてご紹介しました。

副業とはいってもお金を得るわけですから、ただワインが好き、ただワインの知識があるでは決して務まりません。

 

ワインスクールの講師であれば生徒の支持がなければ成り立ちませんし、ワインショップのスタッフであればお客様に対応が出来なければいつかはクビになるでしょう。

ウェブライティングだって自己満なコンテンツはゴミコンテンツなので、これではだれもにも価値を与えることはできません。

ワインエキスパートの試験で得た知識経験を、今度は他者にわかりやすく、魅力的に伝えるスキルが必要になってくるのです。

 

逆に言えば少しの努力と工夫でこれらはカバーできるものですし、おそらく普通の接客能力とホスピタリティがあれば事足りるはずです。

誰もが気づかないような副業だってあるかもしれません。

 

ワインエキスパート試験は受験生に職務経験こそ求められませんが、合格後の副業は工夫次第でいくらでも開拓できるので、是非ご検討ください。


 

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