【最終更新日】2024年8月1日
ワインエキスパート試験の受験を決めたあなた。
独学にするか、ワインスクールを受講するか迷っていますね?
・なるべく費用は抑えたい。
・独学で落ちたらどうしよう。
・ワインスクールって色々あるし、どれを選んだらいいかわからない。
そんなふうに思っていませんか?
私も全く同じでした。
その悩み、一緒に考えていきましょう。
今回は独学とワインスクール、どちらがいいのか?についてみていきたいと思います。
私はワインブックススクールWBSで学習し、2023年度に1発でワインエキスパート試験に合格した経験があります。
こちらではその経験を包み隠さず、全てフィードバックをさせていただきます。
最初にお断りになりますが、独学とは、ワインスクール(通学型・オンライン型)の受講をされていないものとしてお話をしていきます。
また、ワインスクールを絶対必要とは思っていないことも付言しておきますね。
それでは、早速みていきましょう。
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目次
ワインエキスパート試験【独学で合格】は可能か?
独学は可能なのか?
まず単刀直入に独学は可能なのか?ここを見ていきます。
結論だけ申しますと、可能だと思います。
ただし、しっかりと検討をした上での受験をお勧めします。
以前の記事にも記載しましたが、必要な勉強時間は概ね300〜400時間程度です。
独学となると+αを覚悟する必要も出てきます。
今、何月ですか?
現実的な勉強時間がまず確保できるかを検討してみてください。
場合によっては受験を先送りすることも考えてくださいね。
時間がクリアできれば、次は勉強方法です。
現在は無料での講義動画、参考書や問題集など様々な情報を手に入れることができます。これらをうまく活用していけば、勉強自体は進めていくことができます。
ここでの気掛かりがあるとすれば、
・わからないところを聞く相手がいない。
・情報量が逆に多すぎる。
・最新の情報で勉強ができているのか分からない。
この点についてはどう対応するのかをあらかじめ考えておく必要があります。
費用面に関しては、1次試験だけ見ると基本的に参考書や問題集の購入代金だけになりますので、ワインスクールに通うより断然安くつくでしょう。
では2次試験はどうでしょうか?
2次試験はテイスティングになります。
ネット上でお勧めされている品種をその通り試すと赤白で20種類程度は試すことになります。
それを各1本ずつ、1本2000〜3000円程度で購入すると、金額で考えるとかなりのものです。
1種類1本で終わることはないと思いますので、試験用に自分で用意すればおそらく10〜20万円前後になるのではないでしょうか?
金額だけで行くとワインスクールとあまり変わらないくらいの額になってきます。
独学でも意外に費用はかかりそうですよね…。
【ワインエキスパート試験の難易度についてはこちらをご参考ください】
[blogcard url=”https://winebooks-media.com/wine-expert-nanido/”]
ワインスクールに入学すべき?
では、ワインスクールはどうなのか?という話になりますよね。
ワインスクールに通うメリット・デメリットを検討してみましょう。
私は他のワインスクールについては分からないので、ワインブックススクールWBSでの体験談が主になります。
もちろん、ワインスクールはWBSだけではありませんし、あなたのお気に入りのワインスクールにも活用できるように解説をさせていただきますね。
ワインスクールのデメリット
まずはデメリットについてです。
初めに思い浮かぶのはコストでしょう。
当然スクールを運営するため、受講料などがかかります。
Webで確認をしてみると、どこも概ね10万円前後となっています。
先ほども記載したようにワイン代も込みで見ると、これを高いとみるか、安いとみるかは人それぞれですね。
ちなみに、WBSは定額制で2200円/月です。
1月入校としても10月までで22000円とかなり割安です。
+αでワイン代がかかりますが、10万円以内で私は収まりました。
次のデメリットは時間と場所の制約になります。
これは通学型に該当します。
日常生活を送りながらの日時、場所指定での受講継続はハードルが高いように思います。
これで断念されている方は意外と多いのではないでしょうか?
だから、独学かスクールか、で迷われていませんか?
オンライン型であれば、アーカイブが残りますので、リアルタイムで参加が出来なくても安心感はありますね。
ただし、「いつでも見れるから…」は見なくなる可能性はゼロではありません。週1で講義はあるので、見る時間はどうにか確保していってくださいね。
主だったデメリットはこのくらいでしょうか。
ワインスクールのメリット
それではメリットを見ていきます。
これはいくつか挙げられます。
メリットだけを見る、あるいはデメリットだけを見るのではなく、比較をしてどちらがいいかをご自身にあてはめて考えてくださいね。
①スケジュールが決まっている
これは本当に重要です。
ワインエキスパート試験は8月末で1次試験が終了します。
それに間に合うようにスクール側でスケジューリングされています。
3月発刊の教本に合わせて通常のワインスクールが3月開講なのに比べ、WBSでは1月からと2ヶ月早く講座がスタートします。
この2ヶ月は後々でかなり効いてきます。
スケジューリングに失敗して8月に入っても試験範囲が終わっていないとか、目も当てられません。
②講師との双方向のコミュニケーション
WBSの講師は受験のプロです。
試験をしっかりと分析されていますし、重要箇所も的確にしてくれます。不要なポイントについても触れられるため、受験勉強における「飛ばす勇気」をくれます。
また、方向性が定まっている分、脇道に逸れる可能性も低くなります。
わからない点に関しては、根気よく教えてもらえるので、納得して次へ進むことが出来ます。
③テイスティング攻略への近道
通学型はもちろん、オンライン型でもワインの選択は安心です。
ワイン代の追加料金は必要ですが、ブドウ品種の特徴が出たワインをスクール側で準備してくれています。
自分で準備するとなると、本当にそのワインで良いのか。
すごく不安になります。
普段飲まない品種だと特にそうだと思います。
手間暇を考えるとかなり時短に繋がりそうじゃないですか?
表現方法についても言葉の意味や使い所をしっかりと伝えてもらえるため、大きく外す確率は減ってきます。
④モチベーションの維持
ワインスクールを受講される多くの方は受験前提のため、周りの空気感も違います。
周りの方が勉強を進めていると、自分もやらなきゃ!ってなりますよね。
WBSではスコアリングもされているため、自分以外の方の学習の進捗状況とも比較をしながら学習を進めていくことができます。
ちなみに私は勝手にライバルを決めて、頑張っていました(笑)
⑤ワイン仲間ができる
試験後に思うことですが、私の場合はこれが1番大きなポイントでした。
一緒に飲みに行くような友人や職場の方は誰しもおられるかと思います。
特にワインエキスパートの資格を取ろうと思われるくらいなので、お酒が好きな方がほとんどでしょう。
ですが、学習が進むにつれて、周りの方とは明らかに知識の差が出てきてしまいます。
自分からすると普通に話しているつもりが、相手からすると「ウンチクの人」になってくる可能性がゼロではありません。
そうはなりたくないので、聞かれたことだけに答える。こうなりがちです。
私事で恐縮ですが、妻からは「UZA(うざっ)」ってよく言われます。
もちろん笑いながらですよ。
外でこうなると笑えませんからね。
もし、ここで知識量が同レベルの仲間がいるとワインについて語り合いながらテイスティングをすることができます。
私自身、ワインを外で飲む時は基本ぼっち飲みでした。
ですが、WBSでの学習を通じてワイン仲間ができ、より一層ワインを楽しめています。
ワインを勉強することで、かけがえのない仲間ができた。
これは私にとって、資格以上に重要な財産だと思っています。
通学型ならわかるけど、オンライン型でも繋がりができるのか?
答えはYesです。
実際に私はできました。
ただし、通学型に比べてハードルが高いのは事実です。
オンライン型では受講者同士でのコミュニケーションは限定的なため、繋がりにくいのは当然でしょう。
ただし、ワイン仲間が欲しいと思っているのはあなただけではないと思いますよ。
一声かける勇気を出してみませんか?
【ワインエキスパート試験の勉強時間についてはこちらをご参考ください】
[blogcard url=”https://winebooks-media.com/wine-expert-benkyouzikan/”]
まとめ
どうでしたか?少しは参考になったでしょうか?
まとめますと、独学での合格の可能性はあります。
ただし、時間と手間は覚悟する必要がありますし、ワイン代も考えると費用面ではあまりメリットはないかもしれません。
対して、ワインスクールに通うデメリットは時間、場所、お金ですが、オンライン型(特にWBS)ではその点はほぼ解消されています。加えて、他の多くのメリットがあります。
中でも、ワイン仲間ができることが特に大きいです。今後のワインライフに広がりが出て、充実感がアップします。
最後になりますが、ワインエキスパート試験の合格をゴールと捉えるか、スタートと捉えるかでも選択は変わってくると思います。
人との繋がりは他のものには変え難い価値があります。
合格後の自分の姿を想像しつつ、選択をしてみてくださいね。
長文となってしまいましたが、ここまでご一読いただきありがとうございました。
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