【最終更新日】2024年7月19日
クロアチアのワイン生産は、20世紀に大きな変動を経験しました。
第二次世界大戦後、クロアチアはユーゴスラビアの一部となり、ワイン生産は国有化されました。
この時期、多くのワイナリーは量産を優先し、品質が低下しました。しかし、1991年の独立後、クロアチアはワイン産業の再生に力を入れ始めました。
1990年代以降、小規模な家族経営のワイナリーが増え、高品質なワインの生産に注力しました。
EU加盟後の2013年には、EU基準に適合したワイン生産が進み、国際市場での評価も向上しました。
現在、クロアチアのワインはその品質と多様性で注目され、多くの国際的なワインコンクールで賞を獲得しています。
*この記事は、WBSワインブックススクールの代表前場が、インスタグラムに毎日投稿するソムリエ・ワインエキスパート試験のお役立ち情報を抜粋し、スタッフが記事にしています。
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目次
クロアチアの特殊なワイン
【練習問題】クロアチア、Plesivica、サモボール地区のアロマティック系品種の甘口ワインを選んでください。
① ポルトギザッツ
② プシぺル
③ ベルメット
④ ロゼ ベンコヴァッツ
ソムリエ・ワインエキスパート試験は、一次試験がCBT形式で出題され、出題についてはおそらく国ごとの割り振りはされていません。
そのため、ページ数の少ないマイナーな国についても変数によって多めの出題になる可能性もあります。
WBSでは「教本の読み方」について解説していますが、教本を「ただ読む」のでは時間はいくらあっても足りません。
法律系の資格であっても条文の素読という作業がありますが、合格者が全部の条文をすべて覚えているわけではありません。
いちどは全体像の確認で素読をして、何が重要なのかをマークし、そのうえで二度目、三度目と読み込むことで膨大な量の教本を効果的に、合理的に攻略することができるのです。
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【回答】③ ベルメット
この問題はクロアチアの特殊なワインの名称を押さえておけば、それだけで回答できる問題です。
ベルメット
→サモボール地区のアロマティック系品種の甘口ワイン
ポルトギザッツ
→プレシヴィツアのクロアチア版ボジョレーヌーボー
ロゼ・ベンコヴァッツ
→シエヴェルナ・ダルマチアのロゼワイン
プシぺル
→ムジムリスケ・ゴリーチェの代表的ワイン
それぞれの選択肢をしっかり押さえましょう。
「暗記」と「記憶」
WBSでは、教本読み込みを攻略ができるかどうかが合格を左右するカギだと結論づけています。
この試験は急激な難化が指摘されていますが「試験を難しくする」=「権威性を高めるフェーズ」と運営側は認識している可能性が高いです。
権威性を高めたいのであれば、当然試験問題は質を上げ、単純な○×の暗記ではなく、文脈を理解し、正解を探る推察力も求めてきます。
これは資格試験を研究すれば当然予測ができるものです。
教本の読み込みは、今後も一層重要性を増し、暗記ではなく、理解することが求められるでしょう。
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