アマーロ(イタリア語で「苦い」の意)はイタリアのハーブリキュールで、食後酒としてよく飲まれる。
強い苦味と甘味があり、アルコール度数は16%から40%である。
同様のリキュールは伝統的にヨーロッパ各地で生産されていて、ドイツ(Kräuterlikörと呼ばれる)、ハンガリー、オランダ、フランスに同様の酒がある。(アマーロという言葉は、この種のイタリア産のものにのみ適用される。)
ハーブや根、花、樹皮、柑橘類の皮などを中性スピリッツやアルコールに漬け込み、その液体にシュガーシロップを混ぜ、樽や瓶の中で熟成させて作るのがアマーロの一般的な製造方法である。
製法・調合により色合いは淡い茶色から焦げ茶色まで、甘み苦味のバランスも様々である。
数十種類が市販されており、代表的な造り手は、アヴェルナ、ラマゾッティ、ルカーノ、モンテネグロなどである。
多くの瓶詰め業者は、そのレシピや製造方法を19世紀にまで遡ることができる。レシピの起源は修道院や薬局にあることが多い。
アマーロは通常、ストレートで飲まれ、時には柑橘類のくし形切りを添えて飲まれる。また、氷を入れたり、トニックウォーターで割って飲むこともある。
アマーロは数種類の(時には数十種類の)ハーブや根菜類で味付けされる。
生産者の中には、ボトルのラベルに原材料を詳しく記載しているところもある。
風味付けに使われるハーブには、以下のようなものがある。
リンドウ、アンジェリカ、カルドゥーン、キナ(中国)、レモンバーム(メリッサ)、レモンバーベナ(セドリナ)、ジュニパー、アニス、フェンネル、ゼドアリー、ジンジャー、ミント、タイム、セージ、ベイローレル、シトラスピール、リコリス、シナモン、メンソール、カルダモン、サフラン、ルー、ヨモギ(アセンシオ)、ニワトコ(サンブコ)等。
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