カラブリア州(Calabria)は、南イタリアの州である。北はバジリカータ州、東はタラント湾、南はイオニア海、南西はシチリア島と隔てるメッシーナ海峡、西はティレニア海に面している。州都はカタンザーロ。カラブリアはイタリア半島の「つま先」に位置する。
192,565ヘクタールのポリーノ国立公園は、国内最大の国立公園であり、世界でも50位以内にランクされている。
古代、カラブリアはエノトリア(古代ギリシャ語で「ワインの地」の意)と呼ばれていた。
カラブリア地方のブドウは、オエノトリア人によって最初に栽培され、その後、古代ギリシャ人によって栽培されるようになった。
今日でも多くの生産者は、3000年前から存在する地元の古代ブドウ品種を栽培している。
ワインの特徴
重要なブドウ品種は、黒ブドウのガリオッポと白ブドウのグレコである。
この地域のワイン生産量の90%以上が赤ワインで、その多くがガリオッポ種から造られている。
DOCワインで最も有名なのは、チロ(クロトーネ県)とドニチ(コセンツァ県)である。
DOCGはないが、カラブリアには12のIGT指定がある。
品種としては、
白ブドウはグレーコ・ビアンコ、マルヴァジア・ビアンカが代表的な品種である。
黒ブドウは、ガリオッポ、グレーコ・ネーロ、ネレッロ・マスカレーゼである。ガリオッポがこの州では最も多く栽培されており、グレーコ・ネーロはガリオッポとしばしばブレンドされる。
料理
料理は典型的な南イタリアの地中海料理で、肉料理(豚、羊、山羊)、野菜(特に茄子)、魚がバランスよく使われている。
カラブリアでは、(中央イタリアや南イタリアの他の地域と同様に)パスタも非常に重要である。
カラブリア人は伝統的に食材の保存に重きを置いており、野菜や肉をオリーブオイルで保存する。
また、ソーセージやハム類を作り、海岸沿いでは魚-特にメカジキ、イワシ、タラを熟成させることもある。
デザートは、蜂蜜を使った揚げ菓子や、ビスケットタイプの焼き菓子が一般的である。
特産品としては、カチョカヴァッロチーズ、チポッラロッサディトロペーア(赤玉ねぎ)、フリトゥーリやクルチ(豚肉のフライ)、リコリス(リキリツィア)、ラガネエチッチャリ(ひよこ豆入りパスタ)、ペコリーノクロトネーゼ(羊のチーズ)、ピニョラータなどがある。
【ワインブックスオンラインスクールのご案内】

このサイトは、ワインブックススクールの運営です。
ワインブックススクールでは、月額2200円で、いつでも、どこでも、誰でもワインの学習ができる環境が整っています。
ソムリエ・ワインエキスパート試験の対策に
趣味のワインライフに
エクセレンス試験の対策に
飲食店の頼もしい見方に
ご活用ください。必ずお役に立てることをお約束します。
WBSのソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座はこちら→