シャトー・カロン・セギュール(仏語表記:Château Calon-Ségur)は、サン・テステフ(Saint-Estephe)地区の シャトー である。
1855年に行われた メドック の格付けで3級に分類された。
セカンドワインとしてはファーストと比べてメルローの比率を高く設定し造りあげた「ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」(Le Marquis de Calon Segur)がある。
(サムネイル画像は1898年に描かれたシャトーのイラスト)
ブドウ栽培面積は45haであり、ブドウの栽培比率はカベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロー35%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド2%となっている。
サン・テステフ村はローマ時代から銘醸地として有名で、その中でもシャトー・カロン・セギュールは地域のトップシャトーだった。
1718年にボルドー議会議長とボルドー高等法院長だったニコラ・アレクサンドル・ド・セギュール侯爵がガスク家の娘と結婚した際の持参金としてシャトー・カロン・セギュールの所有者となった。
セギュール侯爵は元々シャトー・ラフィットやシャトー・ラトゥールの著名なシャトーも保有していたが、シャトー・カロン・セギュールをとりわけ愛し、品質の向上に注力した。
そのような背景でセギュール侯爵が発したとされる有名なフレーズ
「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心カロンにあり」
が生まれたとされている。
その後、セギュール侯爵このフレーズにちなんで、侯爵の名前とハートマークが、ラベルに付けられ、シャトー・カロン・セギュールの代名詞となっている。
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