カンパリはイタリアのミラノ産のビター・オレンジ果皮を主原料とするアルコールリキュールである。イタリアに本社を置く多国籍企業、ダヴィデ・カンパリ・グループが製造している。
アルコールと水にハーブや果物(チノットやカスカリージャなど)を煎じて得られ、濃い赤色が特徴で、ほろ苦さと甘みのバランスがよく、アペリティフ(食前酒)として扱われている。
アルコール度数は25度、糖度21%であるが、販売国によって異なり、アルコール度数の幅は20.5〜28.5度である。
カンパリはカクテルによく使われ、ソーダ水やシトラスジュース(多くはピンクグレープフルーツジュース)で割るのが一般的で、ブラッドオレンジかブラッドライムのスライスを添えたり(主にオーストラリア)、プロセッコで割ってスプリッツとして飲むことが多い。
カンパリは、定番カクテルのネグローニ、ガリバルディ、アメリカーノ(カンパリを知るアメリカ人が少なかった時代に名付けられた)、スプリッツ(北イタリアで人気の食前酒)などに欠かせない材料である。
イタリア市場では、カンパリをソーダ水で割ったものを「カンパリソーダ」(アルコール度数10%)として個装ボトルで販売している。
カンパリ・ソーダは、1932年にフォルトゥナート・デペロがデザインした特徴的なボトルに詰められている。
同系の苦味系リキュールとして、
Martini Bitter(マルティーニ・ビター)アルコール度数25度、糖度21%
Fernet-Branca(フェルネット・ブランカ)アルコール度数39度
Amer Picon(アメール・ピコン)アルコール度数21度、糖度10.8%
Aperol(アペロール)アルコール度数11度、糖度25.8%
などがある。
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