Cataluña カタルーニャ州

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カタルーニャ州(Cataluña)スペイン北東部、ピレネー山脈の南に位置し、地中海に面する。州都はバルセロナ(Barcelona)。

2009年に特選原産地呼称(D.O.Ca)に認定されたプリオラート(Priorato)D.O.Ca.と10のD.O.がある。

沿岸地域では適度な降雨があるが、内陸部はスペインの乾燥した中央高原に似た気候、丘陵地帯や高地では冷涼な気候と非常に多様である。

カタルーニャ州は、広域で生産認定をしているカヴァ(Cava) D.O.の主要産地としても有名であり、スペイン国内のカヴァの95%の生産量を占めている。

カタルーニャ州のブドウ栽培面積は合計82,000haであり、ワイン生産量は747,700hℓである。

プリオラート(Priorate)D.O.では、1163年に設立されたカルトジオ修道会の修道士がブドウを植え、12世紀からワインを生産している。カタルーニャ語で小修道院は(prior)であり、この単語が地名の由来とされている。

この地域はカリニェナ(Carinena)種とガルナッチャ(Garnacha)種を主体としたワインで知られる。

この地域特有の石英やスレートからなるリコレーリャ(Llicorella)土壌はとりわけ痩せた土壌であり、ブドウの収量が制限される。

ブドウ畑は急斜面に位置しており、機械収穫には不向きで人手に頼ることから1980年代以降高品質の高級ワインへのシフトが進んだ。

 

ペネデス(Penedés)D.O.はカタルーニャ州で最も面積が広く、ワイン生産量の多いワイン産地である。

ペネデスはカヴァが生まれた土地としても有名である。

ワイン生産の長い歴史を有しており、スペインで初めて大規模な商業ワイン生産を実現した産地のひとつである。

1960年代から1970年代にはペネデス地域がスペインのワイン産業における技術革新を牽引し、温度制御機能を有するステンレス鋼発酵タンクを初めて導入した産地となった。

栽培する品種を増やし、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)種、シャルドネ(Chardonnay)種、ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)種、メルロー(Merlot)種、ピノ・ノワール(Pinot Noir)種、リースリング(Riesling)種、などの多彩な外来品種を使った複雑味に富んだワインが生産されている。

 


 

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