シャトーデミライユは、(仏語表記:Chateau Desmirail)マルゴー(Margaux)カントナック(Cantenac)地区の シャトーである。
1855年に行われたメドックの格付けで3級に分類された。
(サムネイル画像は1886年に描かれたデミライユのイラスト)
セカンドワインとしてはフランス国内市場向け「シャトー・フォンタルネイ」(Chateau Fontarney) 、輸出用の「イニシャル・ド・デミライユ」(Initial de Desmirail)がある。
ブドウ栽培面積は30haであり、ブドウの栽培比率はカベルネ・ソーヴィニヨン:60%、メルロー:39%、カベルネ・フラン:1%となっている。
17世紀後半、ボルドー議会の弁護士を務めていたジャン・デミライユが、妻が嫁入りする際に持参した土地に彼の名前を付け、シャトー・デミライユとしたのがシャトーの始まりである。
シャトーは1855年までデミライユ家が所有していたが、その後、シャトー・マルゴーの支配人をしていたムッシュ・シピエルの手に渡り、メドック3級格付はシピエルの下で得られた。
第二次世界大戦前に、シャトー・パルメ に買収され、パルメ の セカンドワイン 的な扱いになりシャトー・デミライユの名前は霞んでいたが、ボルドー ワイン界の大御所であるルシアン・リュルトンがシャトー・デミライユを買取り、いろんな持ち主に細かく分散した畑を買い集めた。
そして、1980年に シャトー・パルメ から最後の畑を買い戻し、ようやく、シャトー・デスミライユの名前が復活することとなった。
その後引き続き シャトー の改良が行われた結果、ワインの品質が回復し、現在は3級格付けに恥じないものと評価されている。
1992年のルシアン氏の死後、土地は彼の10人の子供が引き継ぎ、兄弟の一人である弁護士のデニがシャトー経営を引き継ぎ、シャトーの発展のため、全力を注いでいる。
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