シャトー・フェリエ―ルは、(仏語表記:Chateau Ferriere)マルゴー(Margaux)地区のシャトーである。
1855年に行われた メドック の格付けで3級に分類された。シャトー・フェリエール は メドック 格付け シャトー の中で最も小さな シャトー で、隣接する シャトー・マルゴー と比べて生産量が10分の1以下と少ない。
セカンドラベルはレ・ランパール・ド・フェリエール(Les Remparts de Ferriere)と、ラ・ダム・ド・フェリエール(La Dame de Ferriere)がある。
そのうち、ラ・ダム・ド・フェリエールが100%オーガニック認証取得済みの畑からとれたブドウを使っている。
ブドウ栽培面積は12haであり、ブドウの栽培比率は カベルネ・ソーヴィニヨン:64%、メルロー:30%、プチ・ヴェルド:4%、カベルネ・フラン:2%となっている。
(サムネイル画像は1922年に描かれたシャトーフェリエ―ルのイラスト)
シャトー・フェリエールの起源は18世紀に海運仲立人であり、狩り担当の王付き役人だったガブリエル・フェリエールによって創設されたところまで遡る。
その後メドック格付けで3級となるも、その後は特に目立った動きはなく、1952年にはシャトー・フェリエールはメドック2級のシャトー・ラスコンブ(Chateau Lascombes)に40年契約ブドウ畑を賃貸し、ワイン造りも任せて主体的な経営がなされなかった。
1988年にシャトー・シャス・スプリーン(Chateau Chasse-Spleen)等のオーナーのジャック・メルローがシャトー・フェリエールを購入し、シャトー・ラスコンブへの賃貸契約終了後積極的にシャトーの改革に取り組んだ。
その後ジャック・メルローの孫娘にあたるクレール・ヴィラール・リュルトンが新規設備を積極的に取り入れるとともに、有機栽培のブドウ造りに取り組む等で高い品質のワインを提供している。
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