かこうがんどじょう 花崗岩土壌

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花崗岩土壌:(英)Granite soil(仏)Sol de granit

花崗岩土壌は、深成岩(火成岩の一種で、マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まったもの)起源の粗粒で淡い色の火成岩が含まれる 土壌 である。

主成分は長石で、これにはブドウの樹の主な栄養分とされるカリウムが含まれており、ワインの風味に間接的に影響を与える。

そのほかの成分として石英、雲母や角閃石のような鉱物が含まれている。

 

花崗岩土壌はあまり肥沃ではなく、砂質で水捌けが良いため、ブドウ栽培に適している。

例えば ボージョレ地方 において、管理を怠ると大量収穫につながり、ワインの品質低下を招くような樹勢の強いガメイは、花崗岩土壌のような栄養分が少ない土壌で栽培されることで樹勢の抑制を期待できることになる。

また、斜面の急な地形の場合は土中の水分が地中深くにしみこむため、結果として根が深く伸び、高級ワインの生産に向く( ローヌ 北部の高級ワイン群)。

この 土壌 で 栽培 された ブドウ から造られる ワイン は、ミネラル感、複雑さ、アロマが十分に感じられると言われている。

 

なお、 フランス料理 ではしばしばメインディッシュの前に グラニテ といって シャーベット 状の 氷菓 が提供されることがあるが、花崗岩土壌のような形状からこのように呼ばれている。


 

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