カナリア諸島(Isla Canarias)は、スペイン本土から約1,000㎞、大西洋のモロッコ沖約100㎞に浮かぶ7島からなり、そのうち6島でワインが生産されている。
合計10のD.C.とV.C.としてラス・イスラル・カナリアス(Las Islas Canarias)がある。
D.O.は、ほとんどの場合島ごとに設置されているが、面積が最大のテネリフェ島だけは島内に5つのD.O.を持つ。
カナリア諸島のブドウ栽培面積は5,500haであり、ワイン生産量は54,000hℓである。
カナリア諸島の主要なブドウ品種は、白ブドウがマルバシア(Malvasia)、モスカテル(Moscatel)、リスタン・ブランコ(Listan Blanco)で、 黒ブドウは、リスタン・ネグロ(Listan Negro)、ネグラモル(Negramoll)等である。
カナリア諸島はフィロキセラ害が到達しなかったため、他にも多くのカナリア諸島原産の品種が残っており、ヨーロッパ本土でフィロキセラ前に行われていた、伸びた枝を地中に植えて樹を増やすプロヴィナージュ(Provignage)の手法が今も使われている。
ランサローテ(Lanzarote)D.O.はアフリカ大陸に近い島で、島全体がD.O.認定を受けている。
1730年から6年続いた火山の噴火によって、地表が火山礫と火山灰に覆われた土地であり、ブドウをHoyos(オヨス)と呼ばれる穴の中に一本ずつ植える独特な方法で栽培している。
【ワインブックスオンラインスクールのご案内】
このサイトは、ワインブックススクールの運営です。
ワインブックススクールでは、月額2200円で、いつでも、どこでも、誰でもワインの学習ができる環境が整っています。
ソムリエ・ワインエキスパート試験の対策に
趣味のワインライフに
エクセレンス試験の対策に
飲食店の頼もしい見方に
ご活用ください。必ずお役に立てることをお約束します。
WBSのソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座はこちら→
ワインビジネスをご検討のお店様、企業様へのワインコンサルタントも行っています。
店舗向けWBSのAIソムリエサービスはこちら→
単発のワインリスト作成サービスも好評です。
ワインブックスのテイスティングコースはこちら→