Ouzo ウゾ

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ウゾ(Ouzo)は、ギリシャ産のアニスベースのリキュール。蒸留酒に浸漬し、再度蒸留して得られる甘口もしくは辛口の食前酒である。

その味はパスティス、サンブーカ、ラク、アラックのような他のアニス系の酒に似ている。

 

ウゾのルーツは、14世紀にアトス山の修道士たちが作ったと言われるツィプーロとよばれる蒸留酒にある。

14世紀にアトス山の修道士たちが作ったとされる「ツィプーロ」にアニスの風味をつけたものがあり、これが最終的にウゾと呼ばれるようになったとされる。

ウゾは通常、水で割って白濁させ、時にはかすかな青味を帯び、小さなグラスに氷を入れて供される。

また、ショットグラスでストレートで飲むこともできる。

ウゾは前菜の小皿と一緒に出されることが多く、通常は小魚、フライドポテト、オリーブ、フェタチーズなどが出される。ウゾは、甘草のようなアブサンに似た味を持つが、より滑らかである。

 

ウゾは、蒸留と香料の工程を経た精製蒸留酒から作られる。

まずアルコール度数96%のアルコールを銅製の蒸留器で蒸留することから始まる。アニスのほか、スターアニス、フェンネル、マスティック、カルダモン、コリアンダー、クローブ、シナモンなどの香料が加えられることもある。

 

ウゾは数時間の蒸留を経て約80%のアルコール度数の風味豊かな蒸留酒が生産される。

蒸留の最初(ヘッド)と最後(テール)のスピリッツは、過度の芳香を避けるために、通常取り除かれ、再び蒸留にまわされる。

この2回目の蒸留でできたものを使って、別の品質のウゾを作ることができる。この二重蒸留の技法は、一部の蒸留酒メーカーが製品の差別化のために使用している。

 

高品質の蒸留酒100%の製造者は、この段階で水の希釈を行い、最終的なアルコール度数まで調整する。

しかし、ほとんどの製造業者は、水で希釈する前に、0.05パーセントの天然アネトールで味付けした安価なアルコールと組み合わせている。

ギリシャの法律では、この場合、ウゾはアルコール度数の20%以下であってはならないことになっている。

水希釈の前に砂糖を加えることもあり、これは主に南ギリシャでつくられている。


 

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