シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン(Château Pichon Longueville Baron)ボルドー地方ジロンド県ポイヤックにあり、メドック2級に格付けされているシャトーである。
ブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー30%、カベルネ・フラン3%、プチ・ヴェルドが2%を占めている。
テロワールは、小石と砂を含む砂利質土壌である。
この地は、17世紀に当時シャトー・ラトゥールとシャトー・マルゴーのマネージャーを務めていたピエール・デスメズレス・デ・ローザンがブドウの木を購入してブドウ畑をつくったことが始まりとされている。
かつては、ピションのブドウ畑は広大な領地だったが、1850年にシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンとシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドの2つに分割された。
その後20世紀に入り、フランスの保険会社AXAが購入し、現在に至るまで様々な改革を行っている。
このシャトーのワインは、パワフルで厚みのある、ビロードのようなタンニンが特徴的である。
セカンドラベルに、レ・トゥーレル・ド・ロングヴィルがある。
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