Champagne シャンパーニュ地方

シャンパーニュ地方(仏:Champagne)は、パリの東約140kmに位置するワイン生産地域のことを指している。

もともとはフランス王国北東部にあった県で、現在はその名を冠した発泡白ワインのシャンパーニュの名産地としてよく知られている。

 

中心都市としてランスエペルネがあり、この地域の商業の中心地である。ランスは、フランス国王の戴冠式が行われた大聖堂で有名であり、ユネスコの世界遺産に登録されている。

なお、フランス語で男性形のLe Champagneはワインのシャンパーニュのことを指し、女性形のLa Champagneは地方名のシャンパーニュ地方のことを指す。ここでは地方としてのシャンパーニュを記載している。



1956年、シャンパーニュ地方の大部分は、フランスのシャンパーニュ=アルデンヌ行政区の一部となり、4つの県(アルデンヌ県、オーブ県、オートマルヌ県、マルヌ県)から構成されていた。

2016年1月1日より、シャンパーニュ=アルデンヌ地方は隣接するアルザス地方、ロレーヌ地方と合併し、新たにグラン・テスト地域圏となった。

シャンパーニュ地方は、その名を冠したスパークリングワインであるシャンパンの生産地としてよく知られている。

EU法や多くの国の法律では、「シャンパン」という言葉は、この地方で生産されたワインにのみ使用されている。

シャンパーニュ地方のブドウ栽培の境界線は法的に定められており、オーブ、コート・デ・ブラン、コート・ド・セザンヌ、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの5つのワイン生産地区に分けられている。

 

シャンパーニュ地方

シャンパーニュの歴史とワイン

古代ローマ人により、シャンパーニュ地方にブドウ栽培がもたらされたのは4世紀頃と考えられており、中世になると修道士によってぶどう畑が広げられ、マルヌ川を利用してワインが各地に運ばれた。

パリに近いこの地域はワイン交易で経済的成功を収めたが、同時に、軍事的には首都パリに向かう軍隊の進路としても都合がよかったことから、軍事的な衝突が頻発した。

にもかかわらず、この地域は中世初期に高品質のワイン生産地としての評判を高めることになる。

17~18世紀にこの地域の生産者がスパークリングワインを造るようになり、偉大なシャンパン・ハウスが多数出現する。

尚、発泡性のシャンパーニュが商業化されたのは1729年。最初のメゾンであるルイナールがランス市に創設された。

それ以前はワインの流通には瓶詰めを禁止されていたため、シャンパーニュの前提となる瓶内二次発酵ができず商業化できずにいた背景があった。

 

シャンパーニュ地方のワインの特徴

この地域で栽培されている主なブドウは、白ブドウは、シャルドネ黒ブドウは、ピノ・ノワール、ムニエ(ピノ・ムニエ)である。

 

シャルドネは、シャンパーニュに繊細さと新鮮味を与え、長期熟成を可能にする品種であるが、シャンパーニュ地方の生産量は28%にとどまる。コート・デ・ブランは、ほぼシャルドネに特化している。

ピノ・ノワールは、オーブ地方で最も広く栽培されている品種であり、この地方の生産量の39%を占め、モンターニュ・ド・ランスでも非常によく栽培されている。

ムニエは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地方で最も多く栽培されている品種であり、シャンパーニュ地方全体でも33%を占める。

 

寒冷な気候と白亜質の土壌から、他の国や産地では真似できない、独自の特徴をもつ発泡性ワインができあがる。

AOCに認定されているぶどう畑の面積はおよそ34,000haで、マルヌ、オーブ、エーヌ、セーヌ・エ・マルヌ、オート・マルヌの5県に広がるが、その7割をマルヌ県が占め、次いでオーブ県が2割である。

そのぶどう畑を約15,000軒の栽培農家が耕作しており、多くの農家がメゾンと呼ばれるおよそ400の大手生産者にぶどうを供給するのが一般的である。

 

メゾンの生産するシャンパーニュの出荷量は全体の7割を占めており、協同組合やレコルタンと呼ばれる栽培農家が生産したシャンパーニュの出荷量は3割にとどまる。

発泡性ワインの産地だが、ごく少量ながら非発泡性のAOCコトー・シャンプノワやロゼ・デ・リセイ(非発泡性ロゼワイン)も造られている。

 

シャンパーニュ地方の料理

ビスキュイ・ローズ・ド・ランス(Biscuit Rose de Reims 画像↑)・・・17世紀に起源をもつランス名物のピンクのビスケット。カイガラムシから抽出したカルミン酸で色付けする。

シャウルス(Chaource)・・・AOPチーズ、牛乳、白カビ

ラングル(Langres)・・・AOPチーズ、牛乳、ウォッシュ、上面にくぼみがある

アンドゥイエット(Andouilette)・・・トロワ名物の豚の内臓の腸詰め

 

クレジット:Par Cherry — Travail personnel, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=17797274


 

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